そこには急いで探し追いかけたのか
少々息が荒いレオナ先輩の姿が…
不良二人組は間抜けな声をあげて
逃げて行った。
レオナ先輩が助けてくれたのは
嬉しいけど、なんでここにいるのか
わからなかった。
私達は中庭に戻りお昼を食べ始め、
午後の授業に向かった。
∇レオナ視点∇
俺が気持ちよく寝ていると、誰かに
起こされた。
起こした犯人は、ラギーだと思ったが
起こしたのはあなただった。
ラギーに頼まれてお使いを
してくれたようだった。
そばに置いてもらった昼飯からは
ハンバーグや甘めの卵焼きの匂いがした。
そして気がついた。
この弁当はあいつが作ってくれた
ものなんだと。
そして少し嫌な予感がしたので
あなたの後を追う。
そこには案の定不良に絡まれている
あなたがいた。
そして気がついたら
あなたをかばっていた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。