∇レオナ視点∇
実は数日前にラギーに好きな人を聞かれた。
怪しいと思いつつ、つい口が
滑っていってしまった。
そしたら
…というのが数日前にあったことだ。
まあ結果からいえば
少し感謝してしまった。
あの草食動物は何かと気になっていた。
いつかは絶対にそばに置きたい。
何が何でも…な?
今回のことであいつが
俺のことどう思っているのかわかった。
なら俺のもんにしなくちゃなぁ?
あなたなら飽きることなさそうだしなぁ
これからが楽しみだ。
∇あなた視点∇
そう言って私の耳元で囁いた。
私は一瞬耳を疑った。
でもラギー先輩は約束したことは
きちんと守る。
なら…私のことが好きだって話は…
顔がボンッと沸騰する感覚がある。
きっと今、耳まで赤く
なっていることだろう。
そんな私を見ながら
「シシシッいいものを見せてもらったッス」
と言って、ラギー先輩は
どこかへ行ってしまった。
レオナ先輩と両思いだと分かって
これからレオナ先輩に
どんな顔で会えばいいの?!?
END
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。