朝
明るい光に起こされた私は
無理矢理体を起こし
ゆっくりと階段を降りていった
リビングにつくと
父が目の前に立っていた
とっくに家をでているはずの時間
なのにどうして…
「あの 、お父様…」
父 『…行けと言っただろ』
「そ 、 それは…」
父『早く連れていけ!』
そういって私を無理矢理連れていかせるお父様
メイドを使わせるなんて…
逃げっこないじゃない
私を無理矢理車に乗せて
制服に 着替えさせ
いつの間にか門の前…
仕方なく車から降りると
『いってらっしゃいませ』
と言いそろえて一礼をするのを見て
最悪な日々が始まる
そう思いながら1人で門をくぐった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。