あなたside
菊池くんどっか行った……
『ねぇ環奈ぁ!菊池くんどっか行った。』
環奈「いるじゃん!」
『あ……』
環奈「…バカ?」
『仕方ないじゃん…』
環奈「ほら!菊池くん行っちゃうよ!」
『あ…』
環奈「だぁぁぁぁぁぁぁぁっしゅ!」
『ちょっと…待ってよ!』
環奈「……ストップ」
『え?』
環奈「菊池くんいた。」
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樹「ふうまぁ!久しぶり〜!」
風磨「樹!おっす!」
北斗「相変わらず綺麗なハニーゴールドだね」
風磨「だろ?俺の自慢!」
ジェシー「で、高校どうよ?」
樹「やめれば?」
風磨「確かにねぇ、やめよっかな」
え?菊池くんやめよっかな?って言った?
え?ダメだよ、え、どうしよ
『ちょっと待って!!!』
風磨「……誰?」
樹「あれ?でも風磨と制服一緒じゃね?」
ジェシー「あれじゃない?風磨の追っかけ?」
風磨「何?」
『あの、学校やめるんですか?』
風磨「あのさ、まず誰?」
『あ、同じクラスの、平野あなたです、』
『学校来てよ!』
風磨「は?俺の話聞いてた?」
『だってさ、悔しくないの?』
『私たちが!校則変えるから!』
環奈「は?私達が?」
『私と環奈で校則変えるから!』
風磨「……ふぅーん。」
風磨「いいよ。じゃあ行く」
『え…ほんと?』
風磨「タピオカいちごミルク奢ってくれたら!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。