転入してきて2週間が経った
学校も慣れてきて友達もそれなりにできた(?)
?「 あなた! 」
今名前を呼んでるのは同じクラスの千歳 蘭夢 、1番最初にできた女の子の友達で仲良くしてくれてる子。
『 んお? 』
千「 今日放課後遊ばん? 」
『 遊ぼ! 』
千「 やたやたやたあああ 」
『 でもらむ、部活じゃないん?』
千「 今日off! 」
『 なるほど〜 』
らむは陸上部のマネージャーをしているらしい(?)
千「 てかさ!あなたも陸部のマネしやん?? 」
そこから3秒の無言が続き、
『 へ、? 』
千「 だって、部活入ってないんやし暇やろ?? 」
『 や、暇やけどそれとこれとは、、!! 』
千「 決定!顧問に言っとく〜〜🎶 」
『 言っとく〜〜🎶じゃないし!!!??? 』
大「 なになに?!あなたちゃんマネすんの?! 」
席近いから話が聞こえたのか大橋くんが目を大きくして話に入ってきた、、笑
『 しやんしやん!笑 』
大「 いいやん!したらいいのに!大吾もおるし! 」
『 だいご、、? 』
大「 あ!俺の幼馴染?って言うんかな、保育所は違うんやけど家隣でちっちゃい時からよく遊んでた子が2個上におるねん〜 」
千「 西畑先輩か! 」
大「 そそそそ! 」
『 んああよくわからんけど!私は入らんから!! 』
千「 あ!そういえば!らむ 数学のノート配らなあかんねやったあああ、行ってくる! 」
『 行ってらっしゃい〜 』
大「 ふぁいとおおおお 」
一旦話が終わったみたいでよかったあ
大「 あなたちゃんって彼氏とかおるん?!」
『 おらんおらん笑 』
大「 あ おらんの?!てっきりおるんかと思ってた、、 」
『 なんでや笑 彼氏とかできたことないで〜 』
大「 え、!?!?! 」
『 へ!? 』
大「 できたことない?!嘘やろ!? 」
『 ほんま!!笑 』
大「 好きな人できたことも?? 」
『 あー、それはある!かな!笑 』
大「 やんな!良かったあああ笑 」
『 言うても保育所の時やからな〜〜、 』
大「 初恋ってやつですか?? 」
と、にやにやしながら大橋くんが顔を覗いてくる
『 んんん 』
大「 顔赤!!!!笑 」
『 あああうるさい! 』
大「 聞かせて聞かせてっ🎶 」
『 なにもないよ〜笑 』
大「 ないんか〜、 」
『 うんうん笑 』
話が落ち着くと同時に、授業開始のチャイムが鳴った
大橋くんは笑顔のままイスの向きを教卓側に向ける
初恋、、、、
たしか自分が4歳くらいの時保育所で一緒におってくれたお兄ちゃん、
その時の自分の家は両親共に帰りが遅くていつも1人で保育所に残ってて
その時に話しかけてくれたあの男の子、ちょっと遊んだだけですっかり私はお兄ちゃんに懐いてたな、笑
『 大きくなったらお兄ちゃんと結婚する!! 』
「 しやんよ、笑 」
『 なんでそんなこと言うん泣 』
「 ああもう、わかったから泣くなって笑 」
『 結婚してくれる、、? 』
「 うんする 」
『 やった!約束! 』
初恋やったあの人、名前なんやっけな〜、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!