マリウスと幼い頃みたいに手を繋ぐ
俺より背低かったのに、身長伸びすぎて
ホントの兄弟みたい
マリウスの方がお兄ちゃんかな?ww
ザワザワ…ガヤガヤ…
今日は、お弁当ではなく学食
高校入って初めてかも。
いつも、お弁当だから何を食べようか迷う
なんて、勝利とマリウスのほのぼのする会話を聞きながら待つ
ピコン
…そう言われると嬉しい。
けど、俺いなくても別に楽しそうだし
俺じゃなくていいから。
こうやって離れていけば、あの2人に任せられる
だから、もう行かない
ご飯を食べ終わって3人でおしゃべり
あのメッセージは、見ただけで返信してない
まぁ、いっかな…
教室の扉のとこにはあなたちゃんがいた
まぁ、あなたちゃんがいるから、
「うわっ、本物?!」
「え、嘘!?」
「実物も可愛い〜!!」
「あれ、あなただよね!えー、まじ?!」
「誰に用なのかな」
「ねぇねぇ、誰に用があるの?」
「え、松島君?」
「あ、あの2人付き合ってんのかな?」
「えー、それは無さそうじゃない?」
「松島、あなたと話したいからどけて?」
クラス中の視線が俺に行き、死ぬほど怖い
おまけに、あなたちゃんと同じクラスの男子の間にいるから、
怖くて怖くて、
チラッと勝利の方を見ると、
行け!って顔してる
だから、
「は?別にお前の許可は…」
珍しくイラッときた
いくらあなたちゃんの事が好きでも、
グイグイ押し寄せて、困ってるのに何も気づかなくて、
自分の意見押し続けてるだけじゃん
今目の前にいるあなたちゃんは、
芸能人なんかじゃなく、
“普通の高校生のあなたちゃん ”
だから、許せなかった
ギュッ
手首を持って屋上に。
もう、授業始まるけど
ギュッ。
いきなり真正面から抱きしめられて頭が真っ白になる
キーンコーンカーンコーン
なんて言うと、肩に頭をのっけてきた
え、何これ。
死にそうなくらいドキドキしてるんだけど
え、心臓持つ??
俺死ぬ?
やばい、死にそう…
あなたちゃんに好きな人かぁ…
その人相当かっこよさそう。
俺、絶対負ける。
てゆうか、告白するって
カッコよすぎるよ、あなたちゃん。
好きな人は誰か分かんないけど、
今は、
この時間だけは2人の時間邪魔されたくないな…
❤、フォロー、🌟お願いします!
途中の聡くんかっこよすぎて…( *˙ཫ˙*)و
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!