あれからすぐに授業終了のチャイムが鳴って、
教室へ戻った。
ドアを開けば目の前からサナが飛び込んできた
そう言って腕を引かれる
保健室へ向かう途中、たまにサナの横顔が見える
ほんと整ってるよね...
ずっと見ているとサナと目があう
そう言ってドアを静かに閉めて行った
改めて自覚しちゃうとなぁ...
明日から顔見れないかも。
ていうかよくよく考えたらやばくない?
私はミナ先生が好きなのに、チェヨンとサナから付き合ってくださいって...
...でも向こうは教師だし、叶わぬ恋だよね
しばらくゴタゴタ考えているとドアが開く。
え、なんでここにいんの?
朝はぼーっとしてて話を聞いてなかった...
ここに来て話を聞かないデメリットが浮き彫りになったな...笑
呆れながらも毛布を胸あたりまでかけてくれる
ていうか、ここに来るなら言ってくれればよかったのに。
久しぶりに会ったジヒョ...ジヒョ先生と談笑していると保健室の扉が勢いよく開く。
3人で話していると予鈴が鳴る。
ミナ先生が慌てている様子を見ていると、
少し可愛くて口角が緩んでしまう。
勢いよくドアが開いて、ミナ先生が顔を出した時に私の胸が高鳴った。
大丈夫!?という声に胸が痛くなって、
これが恋ってやつか。
さっきと同じようにドアを開けて、勢い良く閉めて走っていった。
ドアの向こうからかすかに聞こえる足音を聞きながら身体を倒す。
ジヒョ先生がココアを作ってくれて、二人で話して1時間休む。
あら...口が滑ったなこれは。
ブハッ
ゲホッゲホゴホゴホッ
正直好きなのは事実。だけどそれを言ってもいいのか。
ジヒョなら黙っててくれるかな...
お姉さんなのか先生なのか分からないけど、
ちょっと不安だな。笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。