第68話

番外編 その後
2,952
2021/10/26 21:13




しばらくして毎年恒例自己紹介が終わり、相変わらずうるさいサナは私の机の前にしゃがみこんでモモの愚痴を吐きたいだけ吐き散らかしている。




こっちからしたら超どうでもいいしなんならたまに頭から抜けてる日本語が出てきて上手く話が理解出来ないでいるし。




少しずつサナの文句の勢いが落ち着き始めた頃、突然後ろから肩を叩かれ耳元で名前を呼ばれる。




あなた

っはい?!

ミナ
ミナ
今日。放課後、応接室な
あなた

えっ...なんでですか?

ミナ
ミナ
...分からんの?自覚ないんが一番やばいんちゃうかな
あなた

全く分かりませんけど...

ミナ
ミナ
まぁ、とりあえず来てな。場所は覚えとるやろ?
あなた

あぁ...多分

ミナ
ミナ
...ま、ええよ。一限の準備しとくんやで。サナちゃんも。
サナ
サナ
はぁ〜い...
あなた

...え、私なんかしたかな

サナ
サナ
さぁ?サナは知らんけど、なんかしたんやない?
あなた

...怖っ





当然何をしたのかは全く分からなくて。




ただただ少し冷たく感じたその声に震えながらロッカーへ向かいながら一限の準備をする。




サナはニヤニヤしてるしなんか後ろの扉に張り付いてるバスケ部の副部長はいるし。




...サナも人の心配する前に自分の心配した方がいいと思うけどな笑






















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