第14話

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2021/04/07 21:00
あなた

さすがにそれはダメですって!

ミナ
ミナ
なんでダメなん?
あなた

いやなんでって……







何がダメかって?










ミナ先生やばいよ。










私と一緒にお風呂入るとか言ってるもん。






ミナ
ミナ
その手だし、一人じゃ入れへんやろ?
あなた

昨日入れたんで大丈夫ですし、何よりここのお風呂狭いですから二人は無理ですよ

ミナ
ミナ
え〜...
あなた

え〜じゃないですよ笑

あなた

それは強引じゃ済まされませんからね?

ミナ
ミナ
じゃあ...先入るね?
あなた

ゆっくりしてきてください






少し寂しそうなつまらなそうな顔でバスルームへ向かうミナ先生










冗談でもあの顔であんなこと言うのはやめてくれ。










あんな美人と一緒に風呂入るとか失神ものでしかない










なんか疲れたな今日は。そう思ってベッドへ倒れ込む










あ。お母さんに連絡してない。









prrr...
母
はい
あなた

あ、お母さん?

母
あらあなた、どうしたの?
あなた

あの〜、車が渋滞ハマっちゃって、今日帰れそうにないからホテル泊まってくね?

母
そんな遠い所まで行ったの?笑
あなた

割と遠いかな〜

母
そう笑とりあえずわかったわ!
明日の部活は休む?
あなた

明日の部活は~……!






ダメじゃん!チェヨンに休むなって言われたのに!









でも多分時間通りには行けないよね…






母
あなた?
あなた

あー...遅刻ってことで!

母
おっけー!ナヨン先生にはあなたが連絡しといてね
あなた

はーい





プツッ






ミナ
ミナ
誰と電話してたん?
あなた

うっ...びっくりした

ミナ
ミナ
ごめんごめん笑
あなた

母に今日帰れないってことを伝えてました

ミナ
ミナ
そっか…ごめんね?
こんなとこまで連れてきてこんなん...





眉を下げながらそんなことを言うミナ先生









ミナ先生は何も悪くないんだけどな…









少ししょげたような顔の先生が可愛くて思わず抱き締めたくなった









ダメダメ!さっさと風呂入らないと!!!!!!!!!








あなた

先生は悪くないですよ

ミナ
ミナ
ありがとな...ほんま優しいわ
あなた

お世辞ですか?笑

ミナ
ミナ
ちゃうよ~!笑
あなた

へへっ
私お風呂入っちゃいますね?

ミナ
ミナ
気をつけてな!
あなた

ありがとうございます

















_________________
ミナside(久しぶり?)










さっきのへへって。へへって笑った時。










可愛すぎてかっこよすぎて…ほんま耐えられへん。









あー…お揃いのネックレスも買っちゃったしなぁ…









あー!もう!なんであんなかっこいいんあなたは!









そんな風に悶えながらさっきまであなたが座っていたベッドへ倒れ込む。










ちょっとあなたの匂いする...いい匂い...










ガタンッ










え?







ミナ
ミナ
あなた!!
あなた

うぇ...?





そこには倒れているあなたがいた。





ミナ
ミナ
だ、大丈夫?!
あなた

大丈夫です...///

ミナ
ミナ
立てる?肩貸そうか?
あなた

いや...大丈夫なんで出てもらっていいですか...///
恥ずかしいんで...///

ミナ
ミナ
え?...あ......///
ミナ
ミナ
ご、ごめん!///





バンッ






ボスッ











やってもうたやってもうたあかん事してもうた!!










何見てんねん名井南!!好きな人のは…はだ…ああああああああああ!









嫌われたやんな…絶対嫌われたやん...









でも…肌白かったなぁ…足とか長かったし…









何考えてるん私は。ほんまの変態やん。












カタッ





あなた

あの...先生?

ミナ
ミナ
うっえっ?!
あなた

あ~と...大丈夫ですか?笑

ミナ
ミナ
あ、大丈夫…大丈夫やで...///



あぁ…さっきのこと思い出してまともに顔見れへん…///



あなた

髪の毛乾かすのだけ手伝って貰ってもいいですか?

ミナ
ミナ
分かった…







出てきたあなたはなんて言うか...めちゃくちゃ色っぽくて。









髪の毛濡れてるからなのかバスローブを着ているからなのか分からないけど









とりあえず直視できないくらい色気があった










あーもう...どうしたらええん私...










そんなことを考えていると目の前に座るあなた







白いうなじにおもわず息を飲む。









...無理...ほんま無理......








あなた

えっ...どうしたんですか?

ミナ
ミナ
ちょっとだけこのまま...お願い.....
あなた

…………







私が今あなたの綺麗なうなじに頭を預けている状態。









お風呂上がりだからいい匂いがして余計に...






ミナ
ミナ
ごめんな、ありがとう笑
乾かすな?
あなた

お願いします

あなた

...なんかあったんですか?






こうやって気遣えるのもいい所やな...





ミナ
ミナ
大丈夫!
あなた

あんま無理しないでくださいね?

ミナ
ミナ
ありがとな〜笑







それからしばらくして髪の毛も乾かし終わって









2人でテレビ見ながら爆笑したりベッドでごろごろしてた









あなた

そろそろ寝ましょうか

ミナ
ミナ
そうやね
あなた

おやすみなさい

ミナ
ミナ
おやすみ〜










いい気分で寝れそう...




























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