第42話

ダンサー
181
2022/10/22 16:01

『てことなんだけど。』

そう言って相談したのは、1番の親友である、

”にこ”だ。

上京する時もお見送りに来てくれた1人であり、

私が1番信頼出来る相手だった。

にこは、ダンサーでダンススクールを開いたり、

幅広く活動していた。


にこ「私なんかでいいと?」

『なんかやないよ。にこがいいと。』



久しぶりに、にこと電話で話す。


にこと話す時は思わず方言がでてしまう。




にこ「わかった。私にやらせて欲しい。」

その言葉を聞いて安心した。

『じゃ、よろしくね』

にこ「うん。まかせて」


それからにこは地元から一旦離れ、東京に来ることになった。







にこ「SnowManに会うとかちょー緊張するんやけどw」

『大丈夫大丈夫!みんないい人よ?』




よし行くよ?

そう言って、2人で大きく深呼吸をし扉を開けた


『お疲れ様です!失礼します。』

ラウ「あぁ!きた!お疲れ様ーー!」

私に飛びつくラウ

目黒「おい、ラウール離れろ〜」

阿部「そーだよー」

岩本「あなたここのお菓子食べたいって言ってたよね?」

深澤「照ーあなたをお菓子で釣らないの」

『ちょっとみんなストップ』

みんなの視線が私とにこに集まる。

宮舘「あれ。あなたちゃんの隣の子は?」

『紹介するね。私の親友であり、ダンサーのにこです。』

にこ「にこです!よろしくお願いします!」

岩本「あぁ!あなたが言ってた?子か!」

『そそ』
向井「いい子そうやん!」





にこの紹介も終え、みんなで練習室に向かう。


「にこと言います。今回は振り付けを担当します。よろしくお願いします!」


プロデューサーやバックについてもらうダンサーの方たちに挨拶をし、振り入れが始まった。

私は踊れないので、遠くからみんなのことを見守る。




目黒「いい子だね」


隅っこでみんなを見ていた私の隣に蓮が座った。


『でしょ?そりゃ私の友達だから当たり前だけどねーw』


目黒「ははっwたしかにな」

目黒「でも。」


真剣な顔で私を見つめる。


目黒「俺はあなたが1番だけどな?」

『え、、?』


理解するのに少し時間がかかる

だんだん自分の顔が赤くなっていくのが自分でも感じられた。

『それっ……てどーいう、、、』

目黒「そのまま。」


佐久間「めめー!!きてー!!」

目黒「はーい、じゃ。」

そう言って、そそくさとみんなの元へ戻る蓮。




私の心臓はしばらく鳴りっぱなしだった。

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