あなた
優太くんに腕つかまれ、
名前呼び捨てされ、
菊池は先に戻り、
5分が経過いたしました。
『ゆ、優太くん…?』
岸『あ、あなたちゃん!!!!!!』
お、戻った
あなた『え、あ、は、はい?』
岸『お、俺……………あなたちゃんが好きっす。い、今、言うことじゃないのは分かってます!けど、さっきのみてて…風磨くんにヨシヨシされてるあなたちゃんが可愛くて……妬いたんです、』
………
いや、ほんとに、なぜ、今????
岸『へ、返事は今じゃなくていいんで!落ち着いた時で…………じ、じゃあ先に戻ります!』
言うだけいってにげるんかい!(笑)
『あ、ま、待ってください!わ、私も…………優太くんが、好きです……』
岸『えっ………え!?』
え、そんな驚く?
『そんなに驚きます?(笑)』
岸『風磨くんとかが好きだろうなって思ってまして………少なからず、絶対俺ではないだろうと…』
なるほど、
それでさっき、妬いたのか
『菊池はお兄ちゃんみたいな感じです(笑)』
岸『そうっすか………じ、じゃあ、俺と付き合ってくれますか…?』
『わ、私でよければ…』
岸『しゃっ!!!あ、じゃあ、戻りましょ、勝利くんに怒られちゃう』
『そ、そうですね』
変に緊張が…(笑)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。