あなたside
浴室から
ゴン!て大きな音がした、
すぐ行ったけど、大丈夫っす!って優太くん言ってたから
私すぐキッチンに戻ったけど、
ほんとに大丈夫かな………?
『……………イッ、』
なーんて、優太くん思いながら料理してたら
包丁で切っちゃった………
『絆創膏、絆創膏……………』
絆創膏があると思われる引き出しを
開けてはないから閉めての繰り返しをしてたら
優太くんが戻ってきた
岸『これでお風呂はぴっかぴか〜………………あなたちゃん?、』
『あっ、優太くん、』
岸『怪我したんすか?』
『ちょっと包丁で切っちゃいました、(笑)』
岸『?!、笑い事じゃないすよ!!』
そこから、
優太くんは私の指を消毒したり、絆創膏貼ったりしてくれました、!
『……………、ふふっ(笑)』
岸『?どうかしました?』
『優太くん優しいなぁって、(笑)』
岸『…………好きな子が怪我したら嫌っす、』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!