あなた












勝利が…私をかばって、刺された…………










岸『あなたちゃん、入りましょう？』










『………勝利にあわせる顔ないです…』











健人『大丈夫だから、あなたちゃんを誰も責めてないから。入ろ？』











そんな事言われても、

自分で自分を責めるんだ…



お姉ちゃんなのに

お姉ちゃんから弟を守らなきゃいけないのに








ほんと、いやになる

なんで…



なんで勝利のお姉ちゃんに産まれたんだろ。











聡『ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ〜〜〜〜風磨くん！勝利くん！！』











風磨『ばっか、うるさいよ松島（笑）』










勝利『ほんと、うるさい（笑）』










聡『え、ごめん（笑）』











中から聞こえた、勝利の声、










風磨『松島だけなの？』











健人『俺らもいるよー』










ﾏﾘｳｽ『勝利くん、大丈夫！？』











岸『勝利くん！！！！！！』











風磨『岸が一番うるさ（笑）』















あぁ…私はあの中に入ったらいけない。










帰ろう

















風磨『なにしてんの、はえれよ』










菊池にばれた、










『勝利に合わせる顔ないよ…』










風磨『はぁー……………ちょっと俺、電話きたからでてくるわー』











勝利『はーい…………ねえ、岸くん痛いから！離れて！（笑）』













風磨『よし、行くぞ』














そう言われて、自販機前の椅子










風磨『はい、ココア』











『あ、ありがとう…』











風磨『俺にはお前が考えてる事、わからないけどさ。あんま、考えすぎんなよ？勝利が心配しだしてそわそわするし』










『………なんで勝利は私をかばって刺されたんだろ』










風磨『大好きなお姉ちゃんだからじゃねぇの？何かあれば姉ちゃん姉ちゃんってさ仕事中とかでも自慢してくっから（笑）』










『…………やだよ、私。全然お姉ちゃんらしくないし、勝利を守れなかった………私が出るって無理やり出ればよかった……泣』











風磨『お前が刺されたら勝利は引きこもるよ。そこまではしないかもしれないけど。でもあいつは今のあなたと同じで自分を責めるかもしれない』










『なんで…？勝利は悪くないじゃんっ泣』











風磨『今のあなたも、悪くないからな？』











そういって、ﾖｼﾖｼされた



菊池は優しいお兄ちゃんって感じ
中島はまた違うお兄ちゃんかな





SexyZoneがﾃﾞﾋﾞｭｰして間もない頃、
私達は親を亡くして
それから菊池と中島は私達の第2の親みたいに
世話をしてくれた。

年はそんなにかわらないけど（笑）




だから、
なんでも話せるし
ﾖｼﾖｼとかされると落ち着くんだ。












風磨『じゃ、勝利のとこ行こ？』










『行かなきゃ、ダメ…？』










風磨『だめ。』










『いじわるな兄や…（笑）』










風磨『お前の兄貴になった覚えないわ（笑）』