バスルームでの睦時後。
正直、シャンプーされるのも気持ち良かった。
アキさんの長くて綺麗な指が俺の髪をさわさわと梳く。
心地好さに浸っても、俺の髪の長さじゃ時間はあっという間だ。
膝をぽんぽんするアキさん。
ソファーに座るアキさんの膝に頭をあずける。
顔を上から覗き込まれ、少し照れる。
頬に触れる太腿の体温を意識する。
耳の中を遠慮がちに触れる異物。
逆にその細やかな刺激がくすぐったい。
少し手慣れて奥を掻きだす。
ふ~っ
うっ。
俺は寝返りをうつ。
いや、つい…。
左耳もカリカリ…。
?!
身動き出来ない状態に、
余計に恥ずかしさが増す。
ふ~っ
びくっ!
不覚。油断した。
寝返りして仰向けになると、
見下ろすアキさんの顔が近い。
なにニヤニヤしてんだよ。
俺は愛しくて憎たらしいアキさんの首に腕をまわし、
反撃のちゅーをしてやった。
でもやっぱり、アキさんにはかなわないんだろうな。
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爪切りとマッサージもつけようかと思いましたが、
きっとR指定になってしまって、
二人も作者も色々もたないので止めましたw
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。