第14話

いたせりつくせり
35
2019/12/01 06:23
バスルームでの睦時後。
アキ
アキ
ソースケ、ドライヤーかけてあげるから、おいで。
ソースケ
ソースケ
俺はすぐ乾くからいーよ。
アキ
アキ
いいから、おいで。
正直、シャンプーされるのも気持ち良かった。

アキさんの長くて綺麗な指が俺の髪をさわさわと梳く。
アキ
アキ
…ソースケの髪は真っ直ぐで素直だね。
心地好さに浸っても、俺の髪の長さじゃ時間はあっという間だ。
アキ
アキ
…次は、
膝をぽんぽんするアキさん。
アキ
アキ
頭のせて。耳かきするよ。
ソースケ
ソースケ
…うん。
ソファーに座るアキさんの膝に頭をあずける。
顔を上から覗き込まれ、少し照れる。
アキ
アキ
右からね。横、向いて。
頬に触れる太腿の体温を意識する。
アキ
アキ
…ちょっと緊張するな。
耳の中を遠慮がちに触れる異物。
逆にその細やかな刺激がくすぐったい。
アキ
アキ
あ、動かないで。
少し手慣れて奥を掻きだす。
アキ
アキ
…大丈夫?痛くない?
ソースケ
ソースケ
うん、気持ちいいよ…。
ふ~っ
うっ。
アキ
アキ
じゃ、反対ね。
俺は寝返りをうつ。
アキ
アキ
…こら、お腹にすりすりしないのっ。
いや、つい…。
左耳もカリカリ…。
ソースケ
ソースケ
…なんか楽しそうだね。
アキ
アキ
うん、楽しいよ。
アキ
アキ
たまにはオレが入れる方も悪くないでしょ。
ソースケみたいに激しくしないけど。
?!
アキ
アキ
…耳が赤くなった。
身動き出来ない状態に、
余計に恥ずかしさが増す。
ふ~っ
びくっ!
ソースケ
ソースケ
う゛っん!
不覚。油断した。
寝返りして仰向けになると、
見下ろすアキさんの顔が近い。
なにニヤニヤしてんだよ。
俺は愛しくて憎たらしいアキさんの首に腕をまわし、
反撃のちゅーをしてやった。
でもやっぱり、アキさんにはかなわないんだろうな。
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爪切りとマッサージもつけようかと思いましたが、
きっとR指定になってしまって、
二人も作者も色々もたないので止めましたw

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