岡田は、外を眺めてる長野を、発見した
どうしたの?長野君。誰かいるの?
岡田、おはよう
おはよう、今日も、ええ天気やな・・・
で?誰かいるの?
うん。ほら・・・どうやら、岡田のことお呼びだよ
あっ!
なんだよ。その反応
そんなんやない!!あの子、今日、街案内してくれるって言うてくれたけど・・・
えっ?
断ってくる!!
いいけど・・・今行くの?
朝食までには戻るから!!
あっ、そう?行ってらっしゃい
そして、僕と井ノ原君のへや
健!起きろよ!
清々しい朝だぞ!
あっ?何だよ。
もう少し、寝かせてよ
だってさぁ~、来てすぐパーティーだったし、夜だったし。
見てみろよー窓の外!
えっ?窓の外~?
↑二日酔いか?
海だぜ?海ー!好きだろ?
それがどうしたの?
そういえばさぁーイナンちゃんと、イオンちゃん、青い瞳してるよね~?
嬉しそうに話してくれる井ノ原君だけど、今の僕にはなんだか、うざい
だから?
二人の瞳と同じ、青い海!素敵じゃないか?
二人の心はそれくらい澄みきっているのかな?
きれいな心、持っていそうだよね?
・・・バカじゃねぇの?
お前さ、なんだよ、まだ、酔っぱらってんのか?それとも、二日酔い?なんで、機嫌悪いんだよ。
昨日の夜は、運命の人・・・・じゃないや、人魚にあっちゃったかも~って、へんな小躍りしてたくせに
えっ?マジで?俺が?
そう!お前が!お前一人がだよ?
覚えてないのかよ
・・・うん。全然
僕たちは、部屋を出て、話していた
みなさん、おはようございます
あー、イオンちゃん、おはよう
・・・おはよう・・・
あの、イオンさん!(イオンちゃんじゃないのかよ)このあと、時間あります?
何ナンパしてるの?
改めて僕たち6人を、街案内してほしいなぁって
えっ?6人?
そうだよ。少しはお世話になるわけだし
そうだけど
何があるかわからないし、色々知っておきたいんだよねー
いいですよ。あとで、イナンと一緒にいきましょう
その前に朝食の時間です。
父にもあなたたちのこと、紹介したいし
あ、あの!イオンさん!
こいつ、自分も、ナンパしてんじゃん
えっ?
昨日の夜・・・・
イオン!早く席について
なぜか、イオンさんとの会話にイナンが入ってきた
イナン、じゃまするなよ
なによ。あなたたちも、早くきなさいよ
なっ
すぐに行くわ。ごめんなさいね
なんだよあいつ・・・(せっかく、イオンさんに、話しあったのに・・・)
ふーん、おまえさ
なに?😑
お二人とも準備できたら来てくださいね
はーい
お前がいってる、運命の人って、イオンさん?
えっ?
だってさぁ~、いま、イナンさんに邪魔されたからイラっとしたでしょ
😑
っていうか、イナンさんだ
あいつは、絶対ありえない
へぇ~、やっぱり、そうなんだ
(だって、イナンさんだけ呼び捨てだし)
何がやっぱりだよ!わけわかんない!
まぁ、頑張れ
はぁ?わけわかんない!何を頑張るんだよ
何やってんだよ、健・・・
井ノ原も。待たせてるんだぞ?
ごめん、坂本君。
あれ?岡田は?
なんか、ものすごい勢いで出てったけど・・・長野知ってるの?
健、井ノ原、おはよう。
まぁ、ちょっとした用事・・・かな。
健、気分はどう?
もう、絶好調!
ありがとね
こいつさ、いな・・・
井ノ原君!!それは、言うな!
赤くなってる。
怪しい
そして、朝食の時間。
イナンと、イオンさんの父親らしき人も席についた。
王様って感じだ。
おはよう、諸君。よく、眠れたかい?
おかげさまでよく眠れました
イナンが世話になったな
いえいえ、世話になったのは僕らの方でして・・・
・・・・・
・特に、この健がね・・・
あっ、三宅健と、言います。
彼女に・・・イナンさんに、命を助けてもらいまして・・・
・・・・・・
おい、お前もなんか言えよ
その横のものは、レンに似ておるな
いや、それよく言われますけど、赤の他人っすよ?
・・・そのせいで、とんでもない目にあいましたけど?😒
その頃、アミさんの元へ、断りにきた岡田だが・・・
アミさん、あの・・・・
迎えにきたの
あのさ、俺今から・・・
待ってるから
・・・・・わかった。まっとって・・・
優しい岡田は、アミさんの誘いを断れなかった。
その頃、僕はと言うと・・・・
健!何を言い出すんだよ
イナンが僕を・・・・
突き落とした・・と言いたかったのに、井ノ原君は、僕の口を抑え、
あー、あれですよ、つまり、こいつがふざけてたんですよ!船にあったプールの前でふざけていて、そのままドボン!
いや、違うし
そうそう、こいつカナヅチですから
剛まで、その話に乗っかっちゃって
ふざけるなよ!僕は、泳げるよ!
お父様!
イナンが突然席を立った。
彼を・・・健のことを誤って落としたのは、私です。
・・・・・
イナンさん・・・
彼らは私を庇おうとしています
違いますよ。ほんとにこいつが・・・
いいえ、彼をプールに突き落としてしまったのは事実です。
イナンさん、こいつも許してるし
井ノ原君は、僕に頭を下げさせようとしている・・・
痛いんですけど・・・
いいんです。これは、お詫びなんだから・・・
王様、僕たちは、時空を越えてこの国に迷いこんだようです・・・
そのことは、イオンと、イナンから、聞いておる。船旅の途中だと・・・
はい、じつは・・・
船旅の最中、濃い霧にみまわれまして・・・
どうやらそのときにこの国に・・・いえ、この世界に紛れ込んでしまったみたいなんです・・・・
さすが、坂本君。かんでないよ
俺なら、すぐ噛むのに・・・
わが娘、イオンと、イナンは、クリスタルを守る王女として生れてきた。
やっぱり、王女だったんだ
どうりで住む世界が違うよ
そのクリスタルを、作ったのは、レンだ
えっ?レンさんが?
彼は、研究を重ね、人にあったクリスタルを、それぞれの心の中へと送った。そして、そのクリスタルを、得た者は、イオンや、イナンが持つ浄化の力と同様、いろんな力をもつようになったのだ。
しかし、ある日、6つのクリスタルが、行方不明になってしまった
やっぱり、6つ?
クリスタルは、その者がもつ力ではない。
クリスタルが、その者を、主人とみなしたときに、初めてある力が得られるのだ。
と、言うことは、全員がそういう力を持っている・・・とは、限らないと言うことですね?
そう。その6つのクリスタルは、ある邪悪な力によってバラバラに・・・
恐らくレンは、それを1つにして
国宝とし、封印するつもりだったのだろう
もう、2度とへいわを壊すことがないように・・・・
でも、現にレンさんは、行方不明だし
クリスタルは、狙われている
えぇ
健を、操った組織が・・・
そなたたち。地球の人間にしてはするどいな
あっ、この人
ウルトラマンティガなんで
あはは。
それより、レンさんの居場所は、わかったんでしょうか
組織に捕らえられているみたいです
いまは、レーダーで、拾えないけどね・・・
僕たちはきっと、ここに長くはいられません。
どうやったら、帰れますか?
そこで、君たちにお願いがある。助けてほしいんだ。私たちを
助ける?
6つのクリスタルを、取り戻してほしいんだ
俺たちが?
そして、もうひとつ、わが娘、イナンの方はおてんばで、王女らしくない。
おてんばね・・・
確かにね。
お父様!私は・・・
おまえは、わたしが決めた縁談になかなか返事をせぬからな
それは・・・
それは、好きな人がいるから
健!
バカ!余計なことを言うな
正直にいえば?レンさんの事が好きだって
お前、レンが、好きなのか?
違います!わたしは、まだ、結婚とか考えたくないだけです
イナン?嘘つかなくていいのよ
嘘じゃ、ありませんから
どうだか・・・
また、喋ろうとしているのに、今度は坂本君に、口を抑えられ、
王様!僕たちはどうすればいいですか?
どうだ?わが娘たちのボディーガードになってはくれぬか?
ボディーガード?
そなたたち、6人いると聞いたがあと一人はどこへ行かれた
今さらだけど・・・
あいつ、朝食には、戻るからって言ってたのに・・・
まぁ、よい。6人も居るのだからふたりに決めてもらおう。
よいな、イオン、イナン。
はい
今日は、ゆっくりするとよいだろう
ありがとうございます
そして、
ボディーガードか・・・
よぉーし!せっかくの休みだし、街に遊びに行こうぜ
ずるい!今度は、僕と、長野君と、岡田の番だぞ?
岡田のやつどこまでいったんだ?とっくに、朝食の時間過ぎたのに
朝食までには、戻るって言ってたんだけどね
携帯通じないから、意味ないし・・・
その頃、あのあとアミさんに付き合ってしまった岡田は・・・
アミさん?何をやってるの?
ふたりの名前を刻んでいるのよ
えっ?
私と、准君が、出会った証・・・
そろそろ、戻りたいんやけど・・・・
えっ?女の子と?
その女の子に、気に入られちゃったみたいでさ
女の子で思い出したけど、こいつ(井ノ原)、女の人に、一本背負いされてさ・・・
えっ?マジで?
大丈夫だったの?
そのときに、イオンさんに助けられたんだ
・・・そのときは、ほんとに助かった
あれ?健は?
あれ?さっきまでいたのに・・・
と、そこへ
みんな、ごめん!
岡田、おせーよ
ごめん
よし、ボディーガードは、お前に決まり
はっ?なんのこと?
・・・・と、剛かな・・・
俺、やだよ
俺もいやや。なんのことか知らされてないし
冗談だよ。
そんなやりとりのなか、僕は1人、城をさ迷った
えーっと、確かこの辺だったよね?
三宅さん?
僕が、何かを探しているのを見かけたのはイオンさんだった。
そして、
さっきの話だけど、俺たちが、決めるんじゃなくて、イナンさんと、イオンさんに、きめてもらうんだ
えっ?だから、何を?
ボディーガードだよ
でも、僕は健と岡田が適人だと思うよ?
でしょう?
健が、どうやらイナンさんにはまってるみたいだし
はまってるって?
好きかもしれないって
ことだよ
そうか?
わかる。井ノ原の予想は当たるから
でしょう?
まぁ、それはともかくレンさんを、探すのと、彼女たちを守るのが使命だ。
よっしゃ!頑張ろうぜ
詳しいことがわかるまでは自由だ!
おー
三宅さん?
みなさんと街に行かれるんですよね?
あっ!イオンさん!ちょうどよかった!昨日の夜、このネックレス落としませんでした?
イオンさんに、クロスのネックレスを、渡そうとして
あら、それなら同じの持っているわよ?
イオンさんは、同じネックレスを、していた。
本当だ。じゃあ、これ、イオンさんのじゃないんですね・・・誰のだろう?
それは、どこに落ちていたんですか?
たまたま見つけた温水プールで泳いでいた人がいて、落としていったみたいなんだよね・・・僕が、驚かせたせいかもしれないけど・・・
・・・・そう
イオンさん、他に持っている人知らないですか?もし、知っていたらその人に返しといてもらえませんか?
クス
それは、あなたが渡さないと
えっ?僕が?
それは、その人にとって大事なもの・・よ、きっと。
好きな人にもらったのかもしれないわよ?
わっ!それなら、尚更探しているかも!
運命の人・・・なんですよね?
だ、誰がそんなことを!
メンバーのみなさんに聞いたのよ。とても嬉しそうだったって
僕は、酔っぱらってたし、やっと気分が良くなったときだし・・・
それで、私のかもしれないって思ったんですか?
はい、背丈はイオンさんくらいだし・・・
大丈夫。そこにもう一度いけば会えるはずよ?
これは、あなたが拾ったものなんだから・・・
昨日の夜のこと、酔っぱらっていて覚えてないんだよね・・・
あら、わたしににている人物は1人しかいないはずよ?
えっ?
あら?わからない?
???🤔
とにかく、その温水プールにもう一度行ってみてください。きっと、その謎が解けますよ
えっ?温水プール?
謎が解ける?
あなたが運命と信じたのなら、きっと会えますよ
僕は、走り出した。会えると信じて
あの?アミさん?
どこ行きたいですか?
また、アミさんのお付き合いをしていた。
いや、俺さ・・・・
約束しましたから。あなたをあんないすると。
・・・・・・・
相変わらず優しい岡田は、アミさんの誘いを、また断れずにいた。
こっちです
しょうがないな
岡田は、アミさんに、案内してもらうことにした。
そして、僕はと言うと
明るいとこんなに広いんだ
言われた通り、温水プールに着いた。すごい・・・迷わずに来れたなんて、これこそ奇跡の始まりだ
健?
えっ?イナン?
健も、泳ぎたいの?
そこに現れたのは、なぜかイナンで・・・・
べ、別に・・・
そう?じゃあ、だれか待ってるの?
待ってないよ!
何、ムキになってるのよ
(まさか、イナンが、あの時の?)
わたし、ここで落とし物したみたいなんだけど・・・
えっ?
知らない?クロスのネックレスなんだけど・・・・・
(そ、そんなバカな)し、知らない・・
へ、へやに戻るね
バカな僕はクロスのネックレスを、隠した
健?いま、なにか隠した
な、なんでもないから!じゃ!
僕は、独り言をぶつぶついいながら、走り出した。
そんなわけない!そんなわけない!
ちょっと健?急にそこを走ったら・・・・
えっ?
ズルっと滑り、僕はプールに落ちた
うわぁ~
危ないわよ?
バッシャーン
僕はすぐ、顔を出すと
おっせーよ!もう!なんなんだよ
あはは。
なんだよ、笑うなよ
だって、おかしくて
笑ってないで助けてよ
ほんと、ドジね
彼女の笑顔を初めて見た。
けれど、僕はイタズラ心が働いて、手をさしのべてくれたイナンの手を引っ張った
バッシャーン
キャ~
イナンを、プールに落とした
ちょっと、何するのよ
それー!
バシャっと、イナンに、水をかけた
この前の仕返し
な、何よそれ
これでチャラにしてやるよ!
バシャ
もう一度、イナンに、水をかけると、
このまま泳いじゃえ!僕、泳ぎたかったんだよね~
そう言って軽く泳ぐと、
ほんと、子供ね
いいのいいの
僕は、僕なんだから
しょうがないわね
僕とイナンはしばらく泳いでいた。
この時、僕とイナンの間にケンカはなかった。
うわぁ~、健のやついつの間にかイナンさんと仲直りしてる・・・
えっ?もしかして、らぶらぶ?
えっ?
やっぱり、俺の予想通りじゃん
なぜか、うれしそうな井ノ原君と、
そうだな・・・・でも・・・・
どうしたの?浮かないかおして
一度6人で、話したいことあるんだ
えっ?
俺たちが、生きて地球へ帰る方法とか、かんがえなきゃ
でも、それは・・・・
いいから。夜にするから、おまえは、街にでもいってこい
はぁい・・・
では、夕食後集合!ってことで
それぞれの思い思いのことを、していた。
そして、敵も、少しずつだけど動きを見せていた・・・・
いいねして作者を応援しましょう!
ノンジャンルの小説
もっと見る- ノンジャンル
ノリのいいネッ友は"推し"でした⚡💛
私には仲のいいネッ友がいる。そして推しもいる。 「あぁ~><。推しが今日も尊すぎる」 そんなある日、私は知ってしまった。 "あることを"
favorite 0grade 0update 11秒前 - ノンジャンル
svt 短編
lock フォロワー限定favorite 21grade 25update 4分前 - ノンジャンル
父の罪と娘の選択
父の罪と娘の選択というタイトルの小説は、父親が犯した罪が娘の人生に影響を与えるストーリーです。娘は芸能界で活躍しており、父親の罪によって苦しむ日々を送っています。芸能界引退を考える娘ですが、メンバーに支えられながら、芸能生活を続ける選択をすることになります。父の過ちと娘の葛藤を描いた感動の物語です。
favorite 5grade 7update 4分前
が好きなあなたにおすすめの小説
コンテスト受賞作品
もっと見るショートドラマ&アニメーション原案募集コンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- ノンジャンル
少年症状 (一,二話改稿作業期間/現在1-8まで更新済み)
病(やまい) 人や動物の心や体に不調または不都合が生じた状態のことと、植物に細菌やウイルスが寄生し、腐敗や枝葉の状態が普通の状態では無くなっている状態。一般的に外傷などは含まれない。 (Wikipediaより引用) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めのチャプターの『必読』に同意して頂けた人のみご閲覧下さい。
- ホラー
魔法少女スターターセット 𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡
「魔法少女スターターセットをあなただけに無料プレゼント!!」 とある日、こんなメールが届いた。 魔法少女?スターターセット??そんなものこの世に存在するわけがない。だって、魔法なんて誰にも使えないんだから。 ただのいたずらだと思っていたら、次の日の朝、スターターセットが届いていて…!? ※あまり、派手にはやらかしません(?)何かあれば💬まで。 表紙の箱が潰れているのは気にしないで下さい((
- 恋愛
僕とあの子、あの子と僕
難病を患った2人の恋 叶うか叶わないかあなたはどっちだと思いますか?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!