第6話

ケンカ
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2019/10/24 10:14
三宅健
まだ、体がだるい・・・
坂本昌行
2、3日、休んだ方がいいって
三宅健
え~?
2、3日も休むの?
井ノ原快彦
安心しろ!その間、俺たち遊ぶから
三宅健
え~、つまんない~
坂本昌行
いま、休んどけよ。すぐ、よくなるよ。お前、まだ、若いんだしさ
井ノ原快彦
じゃ、俺たち、街の見学に行ってきます!
三宅健
え~?ずるい~
長野博
ダメだよ、健は、しばらくお休みだ
三宅健
え~、でもー
坂本昌行
Don't say four a five!(四の五の言うな)
三宅健
な、なに?何て言ったの?
坂本昌行
そういうことだから😜
剛&いのっち
ばぁ~い😁😁
長野&岡田
行ってらっしゃい
三宅健
・・・・・・
イナン
みなさん、本当に、元気いいわね・・・そして、仲がいいんですね
長野博
すいません、うるさくて
イナン
いいじゃないですか、賑やかで・・・
羨ましいです
三宅健
・・・・
僕は、少し気になっていた
彼女と、他のメンバーが、なぜか打ち解けている・・・

僕の知らない合間に何があったんだろう・・・




街へ出てきたV3は・・・
町人1
変わった恰好をしておるな
町人2
もしかしたら、くらいの高いお方かも
町人3
拝んでおきましょう
森田剛
え~?俺たち、拝まれてるぜ?
坂本昌行
イナンさんの話も嘘じゃなさそうだな
井ノ原快彦
やっぱり、V6、知らない国に来ちゃったんだ
坂本昌行
って、井ノ原、感心してる場合かよ
井ノ原快彦
剛、お前さ、イナンさんと、結婚しろ
森田剛
えっ?なんで、俺が・・・
第一、俺、彼女としゃべってないし、それに、彼女探している人いるんだろ?
坂本昌行
その探している人が、剛に、そっくりらしいよ。
いま、行方不明なんだって
森田剛
俺には、関係ねぇし。それより、腹へった。飯、食いに行こうぜ
坂本&いのっち
めずらしく、よくしゃべるじゃん
一方
三宅健
あ~、暇、ひまひま~
長野博
だいぶ、元気になったな。一事はどうなるかと思ったよ
岡田准一
ほんとほんと、あのとき、剛君が、助けてくれやんかったら、俺らぼこぼこにされてたわ
三宅健
えっ?僕はそんなにおかしかった?
長野&岡田
うん、凄かった😓
三宅健
・・・長野君のその怪我も、僕の、せい?
長野博
いや、これは・・・
三宅健
隠さないで言ってよ
長野博
あのクリスタルで、お前が操られていたせいだよ
台の上におかれたクリスタルを見てみる。
黒くて、バチバチしてる
三宅健
これが、クリスタル?
マジで?
クリスタルって、透明なんじゃ・・・
岡田准一
これがな、健君の体に入っていたんや
三宅健
これと同じものが、昨日、僕のからだの中に入っていったんだ・・・
入った感覚してからは覚えてなくて・・・
岡田准一
えっ?それ、マジなの?
長野博
やっぱり、拾ったのか・・・それを・・・
三宅健
うん・・・
着替えを済ませたあと、迷っちゃって・・・みんなを、探しているときに拾って・・
でめ、拾った瞬間消えたんだ・・・
そして、僕の体に・・・
イナン
それ、本当なの?
話を聞いていたのか、イナンさんがやって来た
長野博
イナンさん・・・
三宅健
・・・・
イナン
最初拾ったとき、どんな色だったの?
三宅健
きれいな透明だった。
イナン
きれいな透明・・・
三宅健
本当だよ?信じてよ。こんなに黒くなかったもん
イナン
偽物だからよ
長野博
に・・にせもの
三宅健
偽物かどうかわかんねぇよ
イナン
そのあと、なにか感じなかった?
三宅健
頭にへんな呪文聞こえてきたんだ
岡田准一
へんな呪文・・・
三宅健
こっちへおいで・・・って、ぼくを、呼んだ
イナン
お願い!三宅さん・・・
覚えていること全部話して!
三宅健
って言われても・・・僕はまだ君を許した訳じゃ・・・
忘れていない、この人はぼくを、突き落として・・・
イナン
お願い!話して!
岡田准一
イナンさん、落ち着いて・・・
長野博
そうだよ、イナンさん、健は・・
イナン
助けなきゃいけない人がいるの・・・
そう言うと、彼女は、涙を流した
三宅健
・・・・・
イナン
お願い・・・
岡田准一
イナンさん、ごめんね、泣かせるつもりは・・・
長野博
なぁ、健。もう、いいだろ?
三宅健
泣いてちゃわからないよ
岡田准一
健君、まだ、怒ってる?
三宅健
もう、怒ってないから、泣くのはやめてよ
イナン
ごめんなさい。あなたの横顔が、レンに似ていたの。
驚かそうと思ったの。本当よ?信じて・・・
三宅健
横顔ね・・・
まぁ、確かに俺と剛の髪型は似てるけど・・・
イナン
彼は今、行方不明で私とイオンで探しているの
岡田准一
イオンさんって。
イナン
わたしの双子の姉なの
長野博
双子か・・・
それに、君はどこかの王女でしょ?
それに、その力も・・・
人間がもつ、力じゃない・・
イナン
鋭い人ばかりなんですね
岡田准一
あー、この人は、ウルトラマンティガですから。
と、いうのは、冗談で、鋭いんです
長野博
ほめてるのか、けなしているのか、どっちだよ
でも、あなたは、僕たちと違って不思議な力を持っているのは、本当ですよね
イナン
えぇ
岡田准一
健君、つづけて
三宅健
僕が覚えているのは、みんなが寝てしまった夜、ある呪文が、聞こえてきたんだ
そのあと、ある部屋に呼ばれて・・・
何かされたんだ・・・
それ以降、記憶が曖昧で・・・
イナン
そこまで、記憶があるなら力は未熟ってことね
三宅健
そうかも。だって、その人は女の人だったし・・・
ねぇ、もしかして姉妹って君たちのこと?
岡田准一
健君、覚えてないわりには鋭すぎだよ?それ、覚えてないって言わないから
長野博
自分の鋭さに、気づかないってところが、また、すごいよね
三宅健
だって、僕の予想だけど、その力を持っているってことはさ、狙われているのは、少なくても君たちってことになるじゃん
イナン
私と、イオンは、クリスタルを、浄化させる力を持っているの。あのクリスタルは、組織が作った偽物よ
三宅健
作った?
イナン
これは、作られたもので、浄化する力は持っていないわ。偽物ですもの。
見て、クリスタルが、消えてる
三宅健
うわっ、いつのまに?
こぇーよ
イナン
また、悪用されるかもしれないわ・・・

この国で、作られた狙われているクリスタルは、全部で6つよ
三宅健
えっ?6つ?
岡田准一
俺ら、6人・・なんちゃって
長野博
まさか、そんなことないですよね
三宅健
でもさ、僕たちは、あの霧が、濃くなったときに、この国に迷い込んだんでしょ?
岡田准一
つまり、イナンさんたちが、乗ってた船と、一体化したってことでしょ?
長野博
普通、ぶつかるもんな・・・
そういえば、イナンさん、時空がどうとか言ってましたよね?
イナン
時空がおかしくなったのも、含めてクリスタルがバラバラになったの。
誰かが故意にバラバラにしたものだから・・・
長野博
故意にバラバラ・・
イナン
みなさんが、帰ってきたら改めてわたしの家に案内いたします。
泊まる場所は決まってますか?
長野博
いや、残念ながらそこまで考えてないや
岡田准一
ほんまや忘れとった
三宅健
それにしてもあいつら・・・遅いよね・・・
岡田准一
お昼過ぎたし、どっかで飯でも食べてるんやないかな
イナン
本当だわ。なにか、作らないと
長野博
イナンさん、俺も手伝いますよ?
岡田准一
じゃあ、俺も手伝うー
三宅健
待ってよ、僕も行く
長野博
お前は、寝てろ。まだ、しんどいだろ?
岡田准一
そうそう
三宅健
一人じゃつまんない。
どっちか残ってよ
岡田准一
じゃあ、イナンさん残ってあげてくださいよ
イナン
えっ?わたし?
長野博
イナンさんには、お世話になったし。休んでてくださいよ
三宅健
待ってよ。この人と二人きりにするなよ
長野&岡田
それじゃあ、楽しみにしててねー
行ってしまった。
三宅健
マジかよ
イナン
私と二人きりになるの嫌ですか?
三宅健
別に
イナン
・・・健って・・・
三宅健
なに?
急に呼び捨てされた
イナン
いつまでも子供みたい
三宅健
君に言われたくないね。
しかも、なんで、急に僕だけ呼び捨てなんだよ💢
イナン
呼びやすいからよ
三宅健
年下の癖にタメグチかよ
イナン
言いたいことあるなら、はっきり言いなさいよ
三宅健
さっきと随分態度違うよね
泣いてたくせに
もしかして、それが、君の本性?
イナン
あなたこそ、怒ってないなんて言って、本当は、怒ってるんでしょ?いつまでも、怒っているなんて男らしくないわよ
三宅健
君が間違えるからだろ
イナン
だから、それは・・・
三宅健
っていうか、レンって人は、君の好きな人でしょ?
だから、泣いてた。
「助けてほしい」って
違う?
イナン
あ、あなたには、関係ないでしょ?
三宅健
っていうか、なにぶりっ子してんだよ
イナン
レンは、そんな意地悪言わないもん!
三宅健
やっぱり、好きなんじゃん
イナン
・・・・
三宅健
素直に認めなよ
イナン
あなたには、話すことなんてないわよ!
三宅健
あっ、そうですか
しばらく言い合って疲れてしまった。
でも、僕はあのとき、あの人がなぜ・・・
ルキア
憎いでしょ?イナンのこと
三宅健
・・・・・
イナン
・・・・
三宅健
部屋の空気でも入れかえようっと
歩くまで回復した僕は・・・

彼女になぜか言えなかったことがある。

いい風が入ってきた。
三宅健
・・・ねぇ、まだ、怒ってるの?
イナン
怒ってるのは、あなたの方でしょ?
三宅健
君って意地っ張りなんだねー
そんな性格してると、レンさんに、嫌われるよ?
イナン
そっちこそいつまでもしつこいと彼女できないわよ
三宅健
余計なお世話だよ
イナン
あやまるんじゃなった
三宅健
あのねー、ぼくはー
岡田准一
あのさ~、お二人さん。取り込み中悪いんだけど
健&イナン
えっ?
いつの間にか、戻ってきた二人
長野博
なに、ケンカしてるの。
丸聞こえだよ
岡田准一
なに、やってるの
三宅健
別に
長野博
ケンカするほど仲がいいというのは、こういうこと言うんですよ、イナンさん。
イナン
えっ?
三宅健
言っとくけど先にケンカ売ってきたの、彼女だから。
イナン
違います。彼がまだ、あの事を・・・
長野&岡田
二人、もう、そんな仲なの?
健&イナン
そんなわけないでしょ?
長野&岡田
声、揃ってるし
イナン
と、とにかく、食べましょう。
きっと、お腹すいているせいです
長野博
あー、あるものでしか作れなかったけど
岡田准一
結構、うまいでー
イナンは、二人の中に入っていった。
三宅健
なんだよ、へんな女・・・
それから、彼女は、僕のことを見なかった

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