第22話

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2022/09/12 08:53
【ジミン】


...ミナが

交通事故...?

俺はいつの間にか教室を飛び出していた。

先生が後ろから何か叫んだが、そんなのどうでもいい。

学校をでて、近くの総合病院に行ってみた。

この辺りで大きい病院はここぐらいしかない。

そのとき、俺のスマホが鳴った。

とりあえず画面をみると、チェヨンだった。
ジミン
ジミン
📞よぼせよ
チェヨン
チェヨン
📞ジミン...
ジミン
ジミン
📞今病院に来たんだ
チェヨン
チェヨン
📞じゃあ、今すぐ来て
チェヨンの声は震えていた。

泣くのを我慢しているのだろうか。
ジミン
ジミン
チェヨン!!
チェヨンは少し血の着いた制服を着て1人静かに泣いていた。
ジミン
ジミン
ミナは?!
チェヨンは無言で手術中のランプがついた部屋を見た。
ジミン
ジミン
ッ?!何があった?!






【チェヨン】


ミナと合流して、いつも通りの通学路で雑談をしながら歩いていた。
ミナ
ミナ
次いつ会うの?
チェヨン
チェヨン
今週末//
ミナ
ミナ
へぇ、いいなぁ
チェヨン
チェヨン
ミナもジミンとラブラブでしょ?
ミナ
ミナ
幼馴染っていう肩書きが長かったから、実感湧いてないんだよね
チェヨン
チェヨン
そういうもんなの?
ミナ
ミナ
さぁ
いつもの信号で止まっていると、ミナは急に焦りだした。
チェヨン
チェヨン
チェヨン
チェヨン
どうした?
ミナ
ミナ
あ、あれ...
ミナの視線の先には小さな男の子が。

赤信号なのに横断歩道を飛び出していた。
チェヨン
チェヨン
え、あぶn
ミナは男の子のところへ走り出した。
チェヨン
チェヨン
ミナ?!
右をみると、大型トラックが走ってくる。
怖くて、動くことが出来なかった。

その直後...。






聞いたことも無い大きな激しい音がした。

トラックの下に見えるミナの白い腕が赤く染っていく。

チェヨン
チェヨン
っミナ!!
私はすぐさまミナに駆け寄る。

ミナの姿をみると、震えと涙が止まらなかった。
チェヨン
チェヨン
だ、だれか助けて!!!
夢中で叫んだ。

大人の人達が走ってくる。

横転したトラックをどかそうとしたり、救急車を呼んだり、私の背中を摩ったり、泣いている男の子を抱きしめたり。






















病院
ジミン
ジミン
ッ?!
チェヨン
チェヨン
...ミナ泣
そのとき、ミナのお母さんが廊下を走ってきた。
ミナmother
ミナmother
チェヨンちゃん!ジミンくん!
ミナは?!
ジミン
ジミン
まだ...手術中みたいです...
慌ててきたんだろう。

手ぶらで靴下も履かずに、新しい傷のついたスニーカーを履いていた。

少したって、学校の先生も来た。

みんなでただ願うことしか出来ず、黙ってじっと待った。

すると、手術中のランプが消えた。





中から医者が出てくる。
ミナmother
ミナmother
ッ?!先生!!
ミナは....?
医者
処置するのが早かったので一命は取りとめました。
ミナのお母さんは命が助かったことに安心して、その場で崩れ落ちた。
医者
しかし、意識不明の重体です...。
脳内の損傷が激しく、いつ目が覚めるか分かりません。
ミナmother
ミナmother
ッそんな
チェヨン
チェヨン
...ミナ泣
ジミン
ジミン
...ッ
先生
...ッ













その後、ミナの病室へ移動した。

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