やっと見つけたと思ったら狗巻 棘と冥冥も一緒だった。
だが会話内容からしてもう別れるらしい。
_好都合だ
こちらを見た途端、さっきまで平然としていたあなたが血の気が引いた顔をした。
_その顔も可愛いな。
若干呼吸も浅くなっているし、震えている。
視線を外して腕でこちらに顔が見えないようにしている。それが無性に腹が立つ。
だが目を合わせて話をしたいのは純粋な気持ちだ。
だから腕をどかそうと、片腕をつかみそうになったとき
はたかれた。無限解いてたからちょっと痛い。
口調が変わった。一人称が変わった。
学生時代の、あの五条先輩に、
腕をひかれる。
また、涙で視界が滲む。
_このまま連れていかれたらまずい、
あなたの脳はガンガン警報を鳴らしている。ただひたすらに、今この男から逃げなければ二度と外の光を拝めない気がするから、死ぬ気で抵抗する
___……は?
一息に話してあなたを問い詰めるその姿は、人間の姿をした呪いと、何ら変わりなかった。
あなたは混乱していた。
だから、つい言ってしまった。
その一言でさらなる恐怖を味わうことになることはわかっていたのに。
言ってしまった。
スクロールお疲れ様でした。
また定時投稿できずにすみません。
眠いので今回は何も出来ませんが明日の18:00、お詫びの番外編でも出そうと思います。
あの、前やった俳優パロみたいなあーゆーやつです()
ごめんね!!今結構頭痛いの!!!
許してなんて言わないから!!!
でもいっこ聞いてもいい!!!???
みんなカロナールとロキソニン以外の鎮痛剤何がおすすめ!!??()
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。