第18話

誤・異変
419
2022/09/24 12:08
硝子
手酷くやられたな。
そう言いながら目の前の女医は、宿儺に切られたところを治しながらぐりぐりと指で押してくる。
(なまえ)
あなた
い゛ッ………つぅ…、…反省は、してます
その苦痛はかなりのものだが、女医の隣にいる虎杖悠仁の顔から察するに。今受けている苦痛よりも、心理的に苦しい思いをしていると分かる。だからこの痛みも受け入れる。

そんな思いをさせてしまったのは自分達だから。
直哉
……どうも、おおきにな
禪院直哉は皮肉を込めた声でそういった。多分、女医もとい、家入硝子も気付いている。
硝子
二度とこんなことにはなるなよ。
虎杖に向けてか、それともあなた達に向けてか。おそらく両方に向けてだろう。

二度とこんなことにならないよう、自身の肝に銘じておく。
硝子
とりあえず、一日安静にしてろよ
直哉
いやや
(なまえ)
あなた
いや言うな安静にしてろ



手当が終わり、部屋を出たあとにあなたと直哉、家入は五条たちにどう説明するか話し合っていた。が、家入はまたけが人が出たらしく、医務室に送還された。

__、虎杖が話しかけてきた
悠仁
あの、
(なまえ)
あなた
……どしたの?
直哉
…………、
あなた達は振り向き、虎杖を見る。虎杖は俯いていて顔は見えないが、おそらく自分を責めているのだろう。辛そうな声だった。

そんな虎杖をどう思ってか、怪訝そうな、でも不機嫌な顔で直哉は見ていた。
言葉で表すと「あ゛?なんや、はよ要件言えや」って感じである。
悠仁
……本当に、ごめんなさい
(なまえ)
あなた
……気にしなくていいよ
(なまえ)
あなた
死んでないし、あれだけの深手でも、家入さんが治せる傷だっただけ有難いよ
 そう言うとさらに辛そうな顔をした。何故だろうか。
悠仁
……ごめん、ごめんなさい、
目の前の少年は、ただただ機械的に、【ごめんなさい】と壊れた機械みたいに謝り続けている。
どうすれば良いものかと悩んでいると、禪院直哉がイラついた雰囲気を出しているので、とりあえず席を外させる。
(なまえ)
あなた
……虎杖くん
(なまえ)
あなた
私達は別に、怒ってるわけじゃないし君を責めたりしないよ
(なまえ)
あなた
だからさ、そんなに謝らないで。
ハグをして、背中をさすって落ち着かせる。

少しして虎杖はごめんなさい、というのをやめて声を押し殺す様に泣き始めた。
悠仁
…っぅ゛、ぅ゛ぁ〜…!!っあぁああ…!
この子は泣くのが下手なんだな、と思った。泣いたこと自体が少ないのか、それとも泣いたらダメだと思ってきたのか。わからないが、とにかく背中をさする。
しばらくすると落ち着いたようで、またひとつごめんなさいと零した。だが、先程のような辛そうな声ではなかった。
(なまえ)
あなた
少しは気持ちが整理出来たかな
悠仁
…はい、
(なまえ)
あなた
そう、よかった。
(なまえ)
あなた
じゃあ、戻ろうか。みんな心配してると思うし
手を差し伸ばすと、少し怯えた様子で手を取ってくれた。優しい握り方だ。脆く壊れやすい何かを壊さないような、そんな、握り方。


皆の所へ向かっている途中、また虎杖に話しかけられた。
悠仁
……あの、
(なまえ)
あなた
ん?どしたの?
悠仁
…いや、なんでもない
(なまえ)
あなた
……そう?
あなたには虎杖が何を言いたいのか分からなかったが、答えを考えているうちに皆のいる場所に着いた。
えっ嘘、手繋い…いつの間にそんな仲良く!?
(なまえ)
あなた
………釘崎さん、恵。虎杖連れてきたから引き取って
虎杖、
野薔薇
アンタどこ行ってたのよ
悠仁
いやぁ、ちょっと飲み物欲しくなって。
そう聞かれると、至って何も無かったかのように虎杖悠仁は振る舞う。だが、二人とも虎杖の異変に気づいてるようだった。

だが、触れない。いい同級生だなと思ったが、同時に冷たいんだなとも思った。
野薔薇
で?雨晴さんと何かあったの?
直哉さんとも何かあったのか
悠仁
ん?あー……ごめん!言えない。
悠仁
けど、
悠仁
雨晴さんは、俺にとっての神様だよ
その発言に、2人はゾッとした。同時に本当に何があったのか予想することすら怖く、分からなかった。

そんな2人をよそ目に虎杖は続ける。
悠仁
あの人は、俺を救ってくれたから















18:00投稿も20:00投稿も出来ずにすみません。


寝てました。最近睡眠不足なんです。



お詫びを込めていつもより少し長くしました…



本編の方では、何やら虎杖の様子が少しおかしくなってきましたね。

皆様、この小説、今のところすげぇ要素は少ないですが一応【ホラー】です。今後、もっとホラーな要素(ヤンデレとかメンヘラとか色々)追加すると思います(投稿主の技量は別として)( ^ω^)


頑張って耐えてください。

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