第124話

40-2
7,323
2020/12/02 13:31
サバナクロー寮生S
サバナクロー寮生S
ヒャッハー!
ディスクを持った前衛の敵が、さっそく仕掛けてくる。
メルト
メルト
まずはディスクを奪わないと…
サバナクロー寮生S
サバナクロー寮生S
よっと、
メルト
メルト
あっ
待ち構えていたメルトを余裕でかわす。
メルト
メルト
はやっ、
     "バリバリッ…"
サバナクロー寮生S
サバナクロー寮生S
ヘヘッ
咄嗟にメルトが氷の魔法で足止めを試みるが、
敵には届かなかった。
サバナクロー寮生V
サバナクロー寮生V
いいぞ!そのままいけ!
後衛の敵が後ろから妨害していたのだ。
          "シュ"
メルト
メルト
っ…、
呆気なく先制点を取られてしまった。
レオナ
レオナ
おいおい、しっかりしろよ。
ラギー
ラギー
流石にメルトくんでも2対1はキツイかな〜





試合再開__
ディスクを持ってメルトが走り出す。
メルト
メルト
……、
だが、
サバナクロー寮生S
サバナクロー寮生S
うしっ、取ったぜ!
足が遅いメルトは、すぐにディスクを奪われてしまった。
サバナクロー寮生V
サバナクロー寮生V
こんなもんかよ、子猫ちゃん。
ガッカリしたぜ。
移動は遅い、魔法は妨害されて当たらない、
メルトはまたも点を取られてしまう。
          "シュ"
サバナクロー寮生S
サバナクロー寮生S
フーー!!次で最後だぜ。
サバナクロー寮生V
サバナクロー寮生V
楽勝だな。
メルト
メルト
……、
レオナ
レオナ
メルト、ここは弱肉強食。
弱いヤツは食われておしまいだ。
レオナ
レオナ
食われたくなきゃ、さっさと本気出しやがれ。
メルト
メルト
おれは…
メルトが手に握っていた、石ころのような魔法石を見る。
メルト
メルト
負けるのは嫌だ!
火属性魔法の使いっぱなしで黒く濁ったそれを、
もう一度握って敵を見据える。



1点でも取られれば負け、という追い込まれた状況で
試合再開__
メルト
メルト
ふぅ…
   "サーーー……"  
        
      ""バリバリッ""

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