第142話

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6,810
2020/12/27 05:00
メルト
メルト
でも舎弟ならいいって。
ジャミル
ジャミル
…は?
メルト
メルト
だから、今日からおれはマレウス兄さんの
舎弟になったの。
ジャミル
ジャミル
(弟子じゃなくて舎弟ならいいのか…?)
ジャミル
ジャミル
(いったい何を考えているのか
 さっぱりわからない…)
メルト
メルト
別に何も悪いことしてないだろ?
ジャミル
ジャミル
そういう問題じゃない。
メルト
メルト
じゃあどういう_
ジャミル
ジャミル
あ"ーーー!!もういい!
メルト
メルト
…朝からぷんぷんしちゃって。
カルシウム足りてないんじゃない?
ジャミル
ジャミル
あ"?
メルト
メルト
……なんでもないよ。
ジャミル
ジャミル
お前はふらふらと…本当に危なっかしい。
舎弟って、パシリにでもされるんじゃないか?
メルト
メルト
マレウス兄さんはそんなことしないよ!
メルト
メルト
今朝だって、氷溶かしてくれた上に部屋でくつろがせてくれたし、朝ご飯も分けてくれた!
ジャミル
ジャミル
なっ…、あの先輩の部屋に!?
ジャミル
ジャミル
お前、ほいほい他人の部屋に行くのはやめろ。
メルト
メルト
なんでよ、
ジャミル
ジャミル
ヴィル先輩やリドルにされたことを
忘れたのか?
メルト
メルト
あの時は…
ユニーク魔法で不意をつかれて…
ジャミル
ジャミル
ディアソムニア寮は魔法に秀でた生徒が多い。
なにかあってからじゃ遅いぞ!
メルト
メルト
まぁ、一時は死刑にされそうになったけど…
なにかなんて起きないよ〜
ジャミル
ジャミル
……
ジャミル
ジャミル
とりあえず、
昨日はちゃんと眠れたみたいでよかった。
メルト
メルト
昨日…?あぁ、うん。
ジャミル
ジャミル
ラギーに頼んで正解だったな。
メルト
メルト
ラギー?
メルト
メルト
………
ジャミル
ジャミル
ん?どうかしたか_
メルト
メルト
 あーーーー!!! 
ジャミル
ジャミル
!?
メルト
メルト
あわ、わわ…
突然叫んだと思いきや、
口をパクパクさせて戦慄きはじめた。
ジャミル
ジャミル
急にどうした?
メルト
メルト
思い出した…昨日の夜…

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