第132話

43-1 〜モフモーニング〜
7,192
2020/12/19 09:53
ラギー
ラギー
あぁ…うん。
ラギーは言われるがまま部屋の外に出た。
ジャック
ジャック
後は俺が面倒見るんで。先輩はもう夜遅いですし、自分の部屋で寝てください。
ラギー
ラギー
ジャックくんは寝ないんスか?
ジャック
ジャック
俺はここの床で寝ます。
ラギー
ラギー
え…なんで
ジャック
ジャック
また襲われないように見張るためです。
ラギー
ラギー
……。
ジャックは先程からラギーを威嚇していた。
ジャック
ジャック
グルルル……
ラギー
ラギー
(ありゃ…完全に敵視されてるッスね。)
ラギー
ラギー
わかったッスよ〜。
そんな怖い顔しないでほしいッス。
ラギーはヒラヒラと手を振って自分の部屋へと
帰っていった。



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次の日の早朝__




メルト
メルト
__っ……
メルトが目を覚ました。
メルト
メルト
あれ…ここは…
メルト
メルト
…そうか、
昨日サバナクローに来たんだった。
メルト
メルト
……
辺りを見まわすと、床にジャックが転がって寝ていた。
メルト
メルト
え!?ジャック?
メルト
メルト
なんでおれの部屋の床に…
ってか昨日どうやって寝たんだっけ?
ジャック
ジャック
zzz.....
メルト
メルト
とりあえずベッドに…
ジャックを持ち上げようとするが、
メルト
メルト
ふんっ!!
重くて持ち上がらない。
メルト
メルト
はぁ…ダメだ。
おれもっと筋肉つけなきゃな、
メルト
メルト
それにしても……
  "モフモフ"
メルト
メルト
この耳のふわふわ…尻尾のもふもふ…
あの時の狼を思い出すなぁ〜
メルトが、尻尾をモフモフし始めた。
メルト
メルト
ん〜〜…最高!
やっぱりジャックが1番いいな…
ジャック
ジャック
……
 "ピクッ"
メルト
メルト
あ、耳が動いた〜!
動いた耳をツンツンすると、尻尾で"ボフッ"と叩かれた。

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