第144話

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6,562
2020/12/27 05:00
ジャミル
ジャミル
ちょっとまて、誤解だ。
ジャック
ジャック
誤解?
ジャミル
ジャミル
俺はたしかにラギーに頼んだが、
襲えなんて言ってないぞ。
ジャミル
ジャミル
メルトが1人じゃ寝れないから
一緒に寝てやってくれって言っただけだ。
メルト
メルト
おいっ!ジャミル!!
メルト
メルト
こ、後輩の前で、
なに恥ずかしいこと暴露してんだよ!!
ジャミル
ジャミル
ふっ、本当のことじゃないか。
メルト
メルト
うわぁ"ー!!
おれの先輩としての威厳がぁ!
ジャミル
ジャミル
お前に威厳なんてものがあるのか?
メルト
メルト
なっ、おれだって前の学校では…
ジャック
ジャック
どうやら、おれが誤解してたみたいですね。
すんませんした。
ジャミル
ジャミル
あぁ、理解のある奴で助かった。
メルト
メルト
うん…
ジャミルがおれを騙す訳ないよ!
ジャミル
ジャミル
……
ジャミル
ジャミル
なんだ、やけに信頼してくれてるんだな。
メルト
メルト
んー…まぁ、こっち来て1番近くにいたし。
いろいろ助けてもらってるから…
メルト
メルト
一応…信頼してる。
ジャミル
ジャミル
……
メルト
メルト
お、おい!なんか言えよ!
ジャミル
ジャミル
お前、俺に"好き"かどうか聞いてくる
くらい俺のこと好きだもんな。
メルト
メルト
おまっ、それ忘れろって言っただろ!!
ジャミル
ジャミル
違うのか?
メルト
メルト
た、たしかに好き…だけど、
ちょっと気に入ってるってだけだからな!
ジャミル
ジャミル
はいはい。
ジャック
ジャック
……
ジャミル
ジャミル
ジャック、こういう訳なんだ。
メルトと一緒に寝てやってくれないか?
ジャック
ジャック
俺ですか?
ジャミル
ジャミル
サバナクローの知り合いは少なくてな…
あてがなく、どうしたものかと考えていたが
ジャミル
ジャミル
そこに丁度お前が来た。
メルト
メルト
ジャックが一緒に寝てくれるの?
もふもふし放題じゃん。
ジャック
ジャック
俺はまだ一緒に寝るとは…
ジャミル
ジャミル
コイツは本当に危なっかしいんだ。
またラギーに襲われたら困るだろう?
ジャック
ジャック
たしかにメルティーがいじめられるのは放っておけないです。守るって決めたんで。
ジャミル
ジャミル
少ししか話していないが、
お前なら大丈夫な気がする。
ジャミル
ジャミル
どうだ、頼まれてくれないか?
ジャック
ジャック
…うす。わかりました。
その役目、俺に任せてください。

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