第215話

70-1 〜ユニーク魔法の秘密〜
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2021/04/30 14:03


      ー学園長室ー


クロウリー
クロウリー
遅いですよーー!
クロウリー
クロウリー
"至急"学園長室にと言いましたよね?
メルト
メルト
すみません…
クルーウェル
クルーウェル
アレン弟に顔を見せに行ってました。
ご理解ください。
クロウリー
クロウリー
なんと!兄弟の感動の再会を邪魔してしまったんですね…それは悪いことをしました。
メルト
メルト
いえ…、ところで
おれになんの用ですか?


   "ガチャ"

すると、グラスコードつきのメガネをかけた白髭の男性が、学園長室に入ってきた。

アンブローズ63世
_いやぁ、失礼。
トイレをお借りしていました。
メルト
メルト
が…、学園長!?
アンブローズ63世
メルトくん、元気にしてたかな?
メルト
メルト
あっ、はい!
アンブローズ63世
こちらは初めましてですかねぇ、
私はRSAの学園長"アンブローズ63世"です。
クルーウェル
クルーウェル
……存じております。

アンブローズとクルーウェルはお互いに握手を交わす。
クルーウェル
クルーウェル
俺はメルト・アレンの担任、
デイヴィス・クルーウェルです。
__




アンブローズ63世
クロウリー殿とこうして話すのも、
今年の入学式以来。
クロウリー
クロウリー
ええ、
アンブローズ63世
以前もメルトくんについての話でしたなぁ。
クロウリー
クロウリー
まぁ、それ以外で話すことは
特にありませんしね。
アンブローズ63世
ほっほっほ、
クロウリー
クロウリー
ははは、
部屋には笑い声が響くが、空気はひどく重たかった。
__


クロウリー
クロウリー
さて、本題ですがメルトくん。思い出せる範囲で倒れる前の出来事を話してください。
メルト
メルト
えっと…

   "コソッ…"
クロウリー
クロウリー
リドルくんがオーバーブロットしたことは、
伏せておいてくれると助かります。
メルト
メルト
………わかりました。
アンブローズ63世
どうかされましたか?
クロウリー
クロウリー
いえ、なにも。
さぁメルトくんお願いします。
メルト
メルト
…はい。
メルト
メルト
その日の昼休み、
生徒の揉め事の仲裁に入って__

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