メルトが恐る恐るデュースの背中から顔を出すと、そこにはルークとエペルを連れたヴィルの姿があった。
うわぁーー!!
失礼ね。まるで恐しい老婆にでも会ったような反応しちゃって。
そう言って、
ヴィルがメルトの顎をつかんで顔を上に向けさせる。
うっ、
朝あんなに文句言ってたのに、メイク落とさなかったのね。えらいじゃない。
………
今日はアタシの隣でランチを食べることを
許してあげる。
遠慮しま__っ…
すると、
顎をつかんでた指がするりとおりてきて、首を触りだした。
なに?
んんっ……ふぁっ…あっ
ルーク、エペル。ヘルシーかつタンパク質が
たくさん摂取できる料理をとってきて。
ウィ!
はい…
やめっ…んっ…ぁ、んっ…
だんだんとメルトの目に涙が滲んでくる。
どうするの?
んあっ…ん…たべりゅ…
たべます!…んっ……
わかったわ。ついてきなさい。
そう言って、ヴィルはメルトを連れて行ってしまった。
__________
え………どーゆーこと?
…………
はは………
ぼぼぼっ僕、ちょっとトイレ行ってきます!!
デュースは席を立って走り出し、
席に残った者たちは先程の出来事に唖然としていた。
あの噂がホントだったってこと…?
あの噂ってどの噂だ…。
あはは…、今日オレが教室で聞いた噂。
メルトくんがヴィルくんのお手つきって___
"パリンッ"
そのとき、近くでなにかが割れる音がした。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。