第10話

122
2020/07/20 12:16




先生から聞いた言葉が頭から離れなかった
嘘だと思って本人に聞きに行こうと思ったんだ

今日は久しぶりにイェナンくんが登校してるから




ヨウォン
ヨウォン
ねえ、イェナンくん。話したいことがあるんだ。
放課後…屋上に来てくれる?
放課後が駄目なら次の授業一緒サボらない?


サボるとか駄目だけど英語だからいいよね?
先生許してください ……

それに優等生だったならサボるとかしないか ……


イェナン
イェナン
…いいよ。僕次の時間で帰るつもりだったし。
そんなに長くならないならだけど。
ヨウォン
ヨウォン
うん!ありがとう!
じゃあちょっと先行ってて!
イェナン
イェナン
うん。


イェナンくんはカバンを持ち屋上へ向かい
僕は次の授業腹痛がどうのとか適当に言っておいてと
友達に告げて高校3年の大切な時期にサボった

勉強どころじゃなくて今日だけは許してくださいと
天に願って教室を後にした




















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