時が過ぎ、今は夏休みに入った
友達は夏期講習に行ったり …
早い子はもう決まって最後の夏休みを楽しんでいた
そんな中、
僕は大学受験の為に夏休みだというのに学校に来て
毎日勉強に明け暮れていた
すると扉が開く音がしたんだ
(ガラガラ)
そこに現れたのはそう ……
そこから僕はひたすら間違えて頭を抱えながら
ワークを解いて
イェナンくんは英語が得意なのか
スラスラとワークを解いていき
ようやく、英語の補習が終わって先生は僕たちに
課題を渡し去っていった
そういって時計を見ると3時の針を指していた ……
まあ、断られるんだろうな
友達いらないって言ってたし ……
って思ってたら
そこから学校近くのカフェに向かう道中
イェナンくんが教室にいなかった間の話や授業で
面白かった他愛もない話をした
イェナンくんはずっと優しく
“ うんうん ”と話を聞いてくれて
たまに笑ってくれて
あっという間にカフェに着いたんだ
でもやっぱりイェナンくんは時折 …
寂しそうな顔を浮かべるんだ
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。