第17話

第一部 其ノ拾六
ガラガラ
りゅう
りゅう
すみません
じゅん
じゅん
あっ いらっしゃいませ
あきと
あきと
あっ先生
りゅう
りゅう
えっ望
のんちゃん
のんちゃん
りゅう
じゅん
じゅん
えっ お二人は知り合いだったんですか?
りゅう
りゅう
あっ、はい。昨日話に出てた私の友達がこいつなんですよ
とも
とも
えっ、あの陶芸教室の櫻子さんが言われていた方でしたか?
りゅう
りゅう
はい
のんちゃん
のんちゃん
えっ、一緒に働かないかって言っていたお店ってここなん?
りゅう
りゅう
そうや、このお店で一緒に料理を作ろうって誘ったんや
のんちゃん
のんちゃん
そうやったんや
じゅん
じゅん
あの、私、この西癒庵の店主の中間淳太と申します。
料理担当として働いていただけましでしょうか?
のんちゃん
のんちゃん
でも、料理って言っても少しできるくらいですが、
それに食べていただいていないのに、それなのに誘っていただけるんですか?
じゅん
じゅん
そうですね、説明は難しいですが
あきと
あきと
ジャスミンがいいって言ってるんのと
とも
とも
この店の雰囲気が嫌がっていないって感じるからかな
のんちゃん
のんちゃん
はぁ?ジャスミン?
あきと
あきと
この猫なんですがね。不思議な猫で俺たちがここにそろったのもこの猫が導いてくれたというか
のんちゃん
のんちゃん
はぁ
とも
とも
店が嫌がっていないって言うのは、この店ってなんか独特な雰囲気があるじゃないですか?
のんちゃん
のんちゃん
そうですね。落ち着くというか
じゅん
じゅん
そうなんですよ。不思議な話ですが、この店は必要とする人しか来れないんですよ
あきと
あきと
あなたは今日一人でここに来られましたよね?
のんちゃん
のんちゃん
はい
とも
とも
先生も以前は探しても来れなかったのに、昨日と今日も一人で来られましたよね
じゅん
じゅん
ということはお二人とも、この店を必要としておられる、いや違うな。
この店がお二人を必要をしていると俺は感じたんです
のんちゃん
のんちゃん
はぁ
じゅん
じゅん
あの、霊感商法とかじゃないですから、安心してください
のんちゃん
のんちゃん
はぁ
りゅう
りゅう
なぁ、一日考えて俺はここで働いてもいいって思う
のんちゃん
のんちゃん
そうやな、この店の雰囲気も気に入ったしな。
あの、本当にいいんですか?凄い料理とか作れるわけではないんですが
あきと
あきと
はい、そんなすごいことしようとしてないから
じゅん
じゅん
ん?その言い方は失礼違うか?
のんちゃん
のんちゃん
いや
じゅん
じゅん
私の祖父の店なんですが、安らぎと癒やすを求めてくる人にゆっくり過ごしていただける店にしたいんです
とも
とも
俺は料理もできるんですが、スイーツと両方が無理ですし、どちらかというとスイーツを作りたいんです。だからお願いします
あきと
あきと
陶芸教室のみなさんも美味しい料理やって言っていたし
のんちゃん
のんちゃん
わかった、りゅう、俺もここで働きたいわ
あきと
あきと
やった
じゅん
じゅん
では、改めて自己紹介しますね。私は中間淳太、お茶担当です。じゅんって呼んでください
あきと
あきと
俺は桐山照史、珈琲担当、絵を描くのが得意やからラテアートのやる予定です。
あきとって呼んで
とも
とも
俺は神山智洋、お菓子を食べるのも作るのも大好き何でスイーツ担当してます。
ともって呼んでください
りゅう
りゅう
私は藤井流星、陶芸教室をやっています、りゅうって呼んでください
のんちゃん
のんちゃん
俺は、小瀧望、りゅうからは望って呼ばれているけど、
陶芸教室の皆さんからはのんちゃんって呼ばれています。
どちらでもいいです
あきと
あきと
よし、これで、料理担当の二人が入ったということで、
改めて西癒庵が甘味処兼お食事処になったというわけで
じゅん
じゅん
これからみんな、よろしくな
あきと
あきと
おう
とも
とも
はい
りゅう
りゅう
はい
のんちゃん
のんちゃん
おすっ
ジャスミン
ジャスミン
ニャー
じゅん
じゅん
ジャスミン忘れてないで、お前も立派なうちの店の一員やで
あきと
あきと
あっ、じゅんの溺愛ぶりは無視してください
のんちゃん
のんちゃん
はぁ~