色々話をしながら準備をこなしていく三人とそれを横目に日向ぼっこする一匹
翌日
開店しから、もうお昼近くになるが、誰も訪れる人がいなかった
ガラガラガラ
「吉さん また再開した・・」
「あんたらだれじゃ」
「吉さんは?」
「あ~吉さんのお孫さんか」
「長らく店を閉めていたが、吉さんは?」
「なんじゃ、吉さんが亡くなったって」
「えっ 長らくしまっていたのに、今朝見たら暖簾が上がっていたから、久しぶりに吉さんのお茶をいただこうとみんなで来たのに」
「もう飲めんのか」
「吉さんのいれたお茶は本当に美味しかったからな」
「せっかくお孫さんが言われているんだから、飲んでいこうじゃないか」
「そうですね」
「まずは、お茶じゃ」
「いやいや、後で先生が来るから6名じゃ」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。