第13話

第一部 其ノ拾弍
あきと
あきと
先生?
とも
とも
評論家とか?
あきと
あきと
じいちゃんばあちゃんと評論家はあわんやろ
「評論家やないで、兄ちゃん」
あきと
あきと
聞こえてました?すみません
「いやいや、ワシらは陶芸教室の仲間でな、教室の帰りにいっつも吉さんの店でお昼食べて、話ししながらお茶してたんですわ」

「でも、急に店が閉まってしまってな。どうしてるんやろって話してたんや」

「ほんまに、だからって、喫茶店はうるさくってな。ワシらのような年寄りにはあわんのや」

「ところで、兄ちゃんたちはお客さんではないような、前掛けしてるしな」
あきと
あきと
あっ、俺 さっきのじゅん。吉さんの孫のじゅんの友達のあきとといいます
とも
とも
俺は、あきとの幼なじみのともといいます
「そうか、で、この店は」
あきと
あきと
じゅんがおじいさんの後を引き継いで、今日から、またはじめたんです
「そうか、今日からやったんか。そんで兄ちゃん達がてつだってるんか?」
あきと
あきと
はい、俺は珈琲を担当してまして
とも
とも
俺は、スイーツを担当してます
「スイーツ?」
とも
とも
あっ和菓子とか洋菓子とかを担当してます
「そうか」

「吉さん、いいお孫さんもったな。この店を引き継いでくれるなんてな」
じゅん
じゅん
みなさん。お待たせいたしました。お茶をお持ちいたしました。とも、和菓子出して
とも
とも
あっ ごめん、持ってくるわ
じゅん
じゅん
すみません。今日からなんで、なれていないもので
「いやいや、この店をまた開いてくれただけで、私たちは感謝ですわ」

「ここは、ほんまにいるだけでホッとできる店でしたらからね」
ガラガラガラ
「あっ、先生」
??
みなさん、お待たせしました
とも
とも
いらっしゃいませ。どうぞこちらに
??
あっありがとうございます
「先生、この人が吉さんのお孫さんでな、この店今日からまた始めるんやて」

「吉さん、去年亡くなったって、会ってほしかったな吉さんに」
??
皆さんがいつも話されていた吉さんのお孫さんなんですね
「え~と、あっ名前聞くの忘れてたわ」
じゅん
じゅん
あっ、私は中間淳太と申します。
みんなからはじゅんと呼ばれていますので、よければじゅんって呼んでいただきたいです
「はいはい、じゅんくんね」

「私は、うめです」

「ワシは歳三や、歳さんと呼んでくれ」

「私は、櫻子です」

「ワシは茂三や」

「雅彦ですわ。雅さんでいいからな」

「それでこちらが私たちの陶芸教室の先生」
りゅう
りゅう
藤井流星と申します。皆さんからこのお店の事は聞いていたんですが、なかなか見つけられなくて