第25話

第一部 其ノ弐拾四
じゅん
じゅん
さて、今日も一日がんばっていきましょう
あきと
あきと
よっしゃ。今日はたくさんお客さんがくればいいのにな
とも
とも
そうやな、暇なのも困るけど、忙しすぎるのもこまるけどな
のんちゃん
のんちゃん
えっ、忙しいのはいいことちゃうんか?
じゅん
じゅん
忙しすぎて、お客様にゆっくりしてもらえないとかさ、相手ができないって言うことは祖父がやっていた事とは違うんだよね
りゅう
りゅう
そうか、癒されるお店やったな
あきと
あきと
一人一人のお客様に対応できるお店
ガラガラガラ
「もう大丈夫か?」
りゅう
りゅう
あっ 歳さん
じゅん
じゅん
どうぞ、開店しようとしてたので大丈夫ですよ
「おっ 先生、働くことにしたんか」
りゅう
りゅう
趣味程度にしかできないんですが
「まぁ のんちゃん 着物が似合うわね」
「ということは、食事ができるってことやな」
のんちゃん
のんちゃん
でも、出来るものは限られていますけど
「お任せで頼むわ」
のんちゃん
のんちゃん
はい、注文はいりました
りゅう
りゅう
わかってるって
のんちゃん
のんちゃん
言わないとなんか決まらへんやん
「ほんまにありがとうな」
じゅん
じゅん
えっ なにがですか?
「この店をまた始めてくれて」
じゅん
じゅん
いえいえ、祖父の大切にしていた店、いつかは俺が引き継ぐって思っていたので
りゅう
りゅう
では、しばらくお待ちください
ガラガラ
はまちゃん
はまちゃん
今日も来てしまいました
あきと
あきと
あっ、濱田さん
とも
とも
えっ 来れたんや
はまちゃん
はまちゃん
はい?
あきと
あきと
いえいえ、こっちの話です
じゅん
じゅん
ではこちらのお席にどうぞ
はまちゃん
はまちゃん
ありがとうございます
じゅん
じゅん
ご注文は?
はまちゃん
はまちゃん
あの、昨日食べたお茶漬けっていただけますか?
じゅん
じゅん
はい大丈夫ですよ。ではしばらくお待ちくださいね
はまちゃん
はまちゃん
はい
ガラガラガラ
じゅん
じゅん
いらっしゃいませ 何名様ですか?
「二人です」
じゅん
じゅん
ではこちらに
ご注文がお決まりになりましたらお呼びください
ガラガラ
じゅん
じゅん
いらっしゃいませ
とも
とも
あきと、出来たから運んで
あきと
あきと
はいさい
ガラガラ
あきと
あきと
いらっしゃいませ
「注文お願いします」
りゅう
りゅう
じゅん、運んで
じゅん
じゅん
おっけー。お待たせしました
はまちゃん
はまちゃん
ん~いい香り
じゅん
じゅん
ごゆっくりどうぞ
はまちゃん
はまちゃん
あっ 今日は忙しそうですね
じゅん
じゅん
そうですね。皆さんお疲れなんですかね?
「あっ じゅんくん、お茶がほしいんだけど」
じゅん
じゅん
茂三さん 少し待っていただけますか?
「あ~ ゆっくりでいいよ」
「あの~注文・・・」
はまちゃん
はまちゃん
はい、注文ですね。何を
「えっ いいんですか?」
はまちゃん
はまちゃん
はい、お聞きしますよ
「では、この和風パスタのセットを二つお願いします」
はまちゃん
はまちゃん
はい、パスタセット二つですね
厨房の入り口の暖簾を開けて
はまちゃん
はまちゃん
あの~
のんちゃん
のんちゃん
あっ 濱田さん どうしました?
はまちゃん
はまちゃん
和風パスタ2つ 注文はいりました
とも
とも
は? もしかして、注文取ってくれたんですか?
はまちゃん
はまちゃん
はい、じゅんさんもあきとさんも他のお客様の対応で大変そうだったし
りゅう
りゅう
すみません。ありがとうございます
はまちゃん
はまちゃん
いえいえ
のんちゃん
のんちゃん
じゅん、できたから
はまちゃん
はまちゃん
あっ俺運びますね
じゅん
じゅん
濱田さんはお客様だから
はまちゃん
はまちゃん
いえいえ、お茶入れないといけないんじゃないですか
じゅん
じゅん
あっ、茂さん待たしてた
はまちゃん
はまちゃん
あの席ですよね、運びますから
とも
とも
すみません、ありがとうございます
じゅん
じゅん
茂さん お待たせしてしまいました
「いや わしらはこの後用事もないし、しかし盛況だね」
あきと
あきと
本当に、何があったんかな?
「ワシらの事は気にしなくていいから」
じゅん
じゅん
すみません。ゆっくりしていってくださいね
ガラガラガラ
あきと
あきと
いらっしゃいませ
のんちゃん
のんちゃん
できたで
じゅん
じゅん
あっ
はまちゃん
はまちゃん
俺、運びますね
とも
とも
濱田さん お客様やのにすみません
はまちゃん
はまちゃん
いえいえ、いいんです。俺がやりたいので
りゅう
りゅう
助かります
しばらく、お客様がひっきりなしに来店し、厨房はとも、りゅう、のんちゃんできりもりし、お店はじゅんとあきと、濱田さんが手伝だっていた