第3話

第一部 其ノ弐
じゅん
じゅん
ただいま
あきと
あきと
久しぶりやのに、ただいまなん
じゅん
じゅん
だって、ここに来たときはいつもただいまって入っていたからね。つい癖でさ
あきと
あきと
お邪魔します
じゅん
じゅん
あの時のままだね、匂いも雰囲気も
あきと
あきと
誰もいなかったんよな? 今ここに店の人がいたかのように、キレイやな
じゅん
じゅん
どこでも座ってて
あきと
あきと
おん 
ジャスミン
ジャスミン
ニャー
あきと
あきと
ニャー? って 。
じゅん!猫が一緒に入ってきてしまってる
じゅん
じゅん
あ その子 今日から一緒に住むことになった
あきと
あきと
なった?
じゅん
じゅん
名前まだないね 迷い猫さんでは可哀想だね 名前何にしようか?
あきと
あきと
迷い猫なんか?
じゅん
じゅん
あきとがくる少し前に出会った
あきと
あきと
えっ さっきやんか
じゅん
じゅん
そうや。え~とね名前はジャスミン。そう今日からお前はジャスミンね
ジャスミン
ジャスミン
ニャー
じゅん
じゅん
気に入ってくれた?
ジャスミン
ジャスミン
ニャー
じゅん
じゅん
良かった
あきと 少し待っててくれるか?
あきと
あきと
おん 俺は大丈夫 時間はあるから
厨房に戻るじゅん
カチャカチャ シュンシュン
食器がふれる音が聞こえてくる
しばらくすると、お茶のいい香りが店中に広がった
じゅん
じゅん
お待たせ
あきと
あきと
じゅんが入れたんか?
じゅん
じゅん
俺以外におらんやろ
あきと
あきと
そうやけど いただきます
ゴクッ
あきと
あきと
うまっ
じゅん
じゅん
良かった
あきと
あきと
ホンマにじゅんが入れたんか?
じゅん
じゅん
そうや
あきと
あきと
買ってきたやつと
じゅん
じゅん
違うって 俺が入れた
あきと
あきと
すげー じゅんにこんな特技があるなんて
じゅん
じゅん
祖父がお茶を入れるのよく見てたから、勉強もしたしな
あきと
あきと
凄いな
それに比べて俺はな
じゅん
じゅん
あきと 考え事していたって言ってたけど、どないしたん?