第51話

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2023/03/17 11:00

 玲王 母
あなたちゃん化粧水なんてしなくても
お肌スベスベなのね
あなた
そんな事ないですよ、
使わせてもらって申し訳ないです…




 お風呂が上がってからしばらく、

 御影くんのお母さんに化粧水を塗られたり、

 ドライヤーやボディークリームだったり、



 色々してもらっちゃった。







 玲王 母
もうほんっとに可愛いわ、あなたちゃんっ!
娘が居たらこんな感じなのねぇ
早く御影家に嫁いじゃいなさい!





 ギューッと抱きしめられる

 

 御影くんのお母さんはいつも私に良くしてくれる

 本人が言う通り、本当に娘みたいに扱ってくれる







あなた
御影くんが羨ましいです、
こんなに素敵なお母さんがいて







 私の母様は死んでしまったから




 感情が顔に出てしまったのか、

 「そんな悲しい顔しないで」と御影くんのお母さんは

 困りげに、心配そうに瞳をゆらゆらと揺らした








 玲王 母
あなたちゃんのお母さんも、素敵な人よ。
だってあなたちゃんがこんなにも
素敵なんだもの!きっと誇りに思っているわ
あなた
けど、私のせいで…





 幼い私と兄様を守るために、

 母様も父様も、姉様も死んだの







 玲王 母
自分の子供が健康に生きているだけで
母親にとっては十分幸せなことなのよ




 御影くんのお母さんはそう言って私を撫でた


 あたたかいひとだなぁ…

















あなた
お母さん、いい人だね
 御影玲王
母さんはお前のこと気に入ってるからな





 部屋に戻ると

 お風呂から出てきた御影くんがいた。



 真面目なことに柔軟をしている






あなた
意識高いね、久しぶりの休みなのに
 御影玲王
まぁな。あなたより身体能力高くねーけど
いつもどんなトレーニングしてんの?
あなた
しない
 御影玲王
の、割に強いよな
柱の1歩手前だろ
あなた
まぁ…





 1番柱に近い実力を持つとは言われている



 まぁ柱は9人だからなれないし、

 私はその座にふさわしくないけど






あなた
私、今日床で寝ようか?
 御影玲王
いや、お前がベット使え。俺が床でねる
あなた
御影くんのベットなんだから
御影くんが使いなよ
 御影玲王
床で女子寝かせるとか男失格になるだろ





 なんだか錆兎みたいなことを言うな






あなた
はぁ、じゃぁもう普通に2人でベット使おう







 近づかなければいい。


 それが一番手っ取り早い





 ふかふかのベットに横になる

 突っ立って少し躊躇ってる御影くん








あなた
おいでよ、玲王 ・ ・ くん。大丈夫だから





 トントンと隣をたたくと

 おそるおそる彼は布団の中に入った






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