プリ小説

第2話

「あたしね、大きくなったら、純にぃのお嫁さんになるの!」
小さかった私は無邪気だ。
「そーか、じゃあ俺、めっちゃ男前になっとかなな。」
純にぃは楽しそうに笑ってる。

引っ越し業者のトラックの後ろでずっと泣いている私の頭を純にいは優しくなでて、
「また、いつか絶対会いに来るから、それまで待っててや!」
小指を私にさしだした。 
「約束」
いつもみたいな笑顔。
「うん!」
私は涙をふいて笑った。
トラックのエンジンオンがピピピッピピピッという電子音に変わる。
これは........目覚まし時計の音!

私は夢から覚める。
「最悪.......。」
私がこの夢を見た回数は数知れない。忘れた頃にまた見る。
私、純にいのこと、忘れられない呪いでもかかってるのかな。
純にいは私が五歳のとき引っ越してきた。
大阪に純にいがかえってから、いろんなことが変わった。優しかったお母さんは事故で死んだ。お父さんは、再婚して私にはいじわるな義母ができた。そして私は今日から高校生だ。

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みつる
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