第19話

作戦決行③
647
2020/12/06 13:29



春川side









Harukawa
みんな気づいてない?
安嶋秀生
大丈夫そう
Harukawa
よかった、
Harukawa
2階の奥の部屋にいるね
安嶋秀生
おけ、着替え持ってく












あじに伝えた通り2階の奥の部屋へ向かう


あそこはあまり使われないうえに人通りも少ない


郁用のレッスン着ははあじが持って来てくれたんだ


うちの幼馴染み意外と優しいでしょ?
↑意外って余計!by安嶋


目的の部屋に入ってから誰もいないことを確認して


部屋近くの自販機で買った水を一気に飲み干す


さっきまで緊張してて全然飲めなかったからね笑


それから10分もしないうちにあじが来てくれた





安嶋「トイレ行くって言って抜けてきた〜」


『ありがと、みんな気づいてないよね…?』


安嶋「気づいてはないけどあなたの話しかしてないよ笑」


『え?』


安嶋「織山とか黒ちゃんとかひたすらずーーーっと
   あなたちゃん可愛いって言ってる…笑」





じゃあ適当なタイミングで来てね、とあじは言い残し


レッスン室へと戻っていった


私も急いでレッスン着に着替えてメイクを落とす


もともと着ていたあなたの服は


レッスン着が入っていた手提げに詰め込んだ


あ、もちろんちゃんと外から見えないタイプのやつね?


さっきまでとは少し違う緊張感を胸に


私は……いや、俺はレッスン室へと向かった


.

.

.

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『すいません遅くなりました』


小田「あ!郁くん来た〜!」


『将聖、遅くなってごめんな』


小田「全然大丈夫ですよ!学校お疲れ様です!」


黒田「郁くん!あなたちゃんの連絡先教えて!」


『は?無理』


黒田「もしかしてシスコン…?笑」


深田「まああんなに可愛かったら仕方ないっすよね〜笑」


『ああ、そういえば今日姉ちゃん来てたんだっけ』


織山「郁くんありがとうございます!
   これから郁くんのこと尊敬します!」


『嬉しくないわー』


安嶋「あ、郁お疲れ」


『ひで、あなたのことありがとね』


安嶋「気にすんなって〜郁の頭を撫でる


『ちょ、やめろ!セット崩れる!』


内村「おっ!あじはるですか?!?!」


元木「郁が来た瞬間うっちーうるさくなるじゃん笑」


振付師「それじゃ後半始めるよ!
    あ、郁来たのね。途中からだけど入れる?」


『大丈夫です!よろしくお願いします!』


.

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振付師「今日はここまで!お疲れ様!」


忍者「「お疲れ様でした!!!」」


『今日はいつもの倍疲れた…』


檜山「郁くん大丈夫?」


『あ、檜山、この後ご飯行こ』


檜山「いいけど…この後って雑誌の取材じゃん」


『そうだ忘れてた…』


檜山「忘れてたとかしっかりして笑」


『しゃーないだろ!疲れたの!』


檜山「はいはい笑 俺起こすから寝ててもいいよ?」


『マジ?じゃあおやすみ。』


檜山「うっそ、この人もう寝た…笑」


黒田「はるるーん!あなたちゃんの連絡先おs…


檜山「光輝、しーーーーっ!郁くん寝てる!」


黒田「おっ、ごめんごめん笑」


檜山「本当にそっくりだよなぁ………」


黒田「あなたちゃんって郁くんだったりして…笑」


檜山「なわけないだろ笑」


黒田「さすがにないよな笑」





俺はそんな2人の会話を聞いてるわけもなく

光成の肩に寄りかかってすぐに眠ってしまった

光成の隣ってなんか安心するんだよね…



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