安嶋side





『ねぇあなた〜』



あなた「郁（いく）って呼べって何回言ったら分かるの…？」



『だって俺の家だよ？』



あなた「外でも呼びそうで怖い」



『えぇ、大丈夫だって〜w』










俺とあなたは家が隣で家族同士の仲も良い


誕生日も1日違いだから生まれた時から一緒の幼馴染み！


今は少年忍者のメンバーとして一緒に活動してる


あ、でも別に付き合ってるとかじゃないよ？








あなた「今日のレッスンって14時からだったよね」



『うん……ってもう13時過ぎてる！
　俺なんの準備もしてないんだけど⁉︎』



あなた「はぁ…どうせそんなことだと思った。
　　　ほらそこに荷物用意してあるから早く行くよ」



『あなたがイケメンすぎる…』



あなた「今なんて呼んだ…？（ 安嶋を睨む）」



『郁くんめっちゃイケメンですね()』



あなた「よろしい」










普段のあなたはこんなだけど


時々見せる表情はやっぱり女の子で


俺はいつもドキドキさせられてばっかり





この秘密を知ってるのは俺と滝沢くんだけ


だから俺があなたのこと守らなきゃって思ってる


あなたももう少し俺のこと頼ってくれてもいいのに…










あなた「ひで、誰と喋ってんの？
　　　早くしないと置いてくからね！」



『ごめんごめん、すぐ行く〜』



あなた「レッスン遅れちゃうよ？笑」










そう言って困ったように笑うあなたは綺麗だった










『あなた』



あなた「だから郁って呼んd…」



『俺たち…ずっと一緒だよな…？』










あなたは少し困った顔をしてから


当たり前じゃん！といつもの笑顔を見せた


































俺たちは気づいている



































この幸せな日常は永遠には続かないって…