今日は日曜日。
友達と一緒に騒ぐ予定!!
だったんだけど……
隣のクラスの○○たちに誘われた。
少数だし、多い方が楽しいよね!
そう思って俺はそいつらと遊ぶことに。
そう言ってからあいつらは路地に行った。
なんで路地?
近いからかー、
まあ、遠回りより近道の方がいいよな。
銀行行くの近道じゃないの!?
ま、いっかー。
カラオケか!
いいな!いい案だぜ!!
久しぶりだから楽しみだー。
ウィーン
そう言ってあいつは財布をだした。
………………え。
あいつが持っていた財布は、
じんたんのものだった。
最初は疑ったが、あきらかにじんたんのだ。
だって、アニメのキーホルダーがあったから。
絶対そーだよ。
ふざけんな。
俺は急いで走った。
じんたんがまだいるかもしれない。
俺は走りながら言った。
急がなきゃ、急がなきゃ…………
路地の近くに行ったが、やっぱいなかった。
家だな、普通に考えて。
なんで気付かなかったんだ。
俺はまた走った。
しーーーん
ああ、まだ帰ってきてないのか………
て、ことはどこだ?
俺は走った。
街中走りまくった。
そしたらいたんだ。
人気のない土手に。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!