第8話

ファイル7 記録:〇月△日20:07より
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2026/06/16 11:03 更新
ミスターレッド
今回は簡単だったな
ミスターブルー
何言ってんだ!兄貴が変装すること、事前に伝えてくれれば俺だって対応できたのに……
ミスターレッド
慣れない分野の変装なのにすぐ気づかないのも、どうかと思うけどな
そこはお互い様だ。二人でしばらくにらみ合ったのち、その真剣な表情に同時に吹き出すと教会の屋根から他の家の屋根を伝って帰っていった。
ミスターブルー
というか、「愛」なんて、兄貴らしくないな
帰っている途中、涼しい風を受けながらブルーはそういった。レッドはそちらを見ることもなく。真顔で言った。
ミスターレッド
いや、あれは本当だよ
ミスターブルー
……どういうことだ?
ミスターレッド
なんちゅーかな……俺は一人でも盗みはできるし、お前がいなくても、大体のことはできる
ミスターブルー
誰がいつも起こしてやってると思ってんだ
ミスターレッド
ちょ、最後まで聞けって
頬を膨らませて怒るブルーを、必死に止めながら話を続ける。
ミスターレッド
……でも、楽しくないんだよ
ミスターブルー
楽しくない?
ミスターレッド
あぁそうだ。ブルー、やっぱりお前がいないと楽しくない
ミスターレッド
これからも、その……よろしく頼むな
本人はうまくごまかしていると思っているようだが、目線、手の位置、言い方にやはり違和感があり、それを一瞬で見抜いた。
ミスターブルー
ははっ!
ミスターレッド
な、なんだよ
ミスターブルー
いやなんでもねぇ。こちらこそ、だ!
見慣れた町が見えてくる。二人で競うように駆け抜けていくと、ほぼ同時に家の屋根へ着地した。まだ空は暗いが、月がまぶしいほどに光っていた。レッドは持っていた小箱から『パンドラ』を取り出し、その輝く姿をブルーと見つめて──
ミスターレッド
ん……?
ミスターブルー
どうした兄貴?
ミスターレッド
な、なんだと……⁉
珍しく焦っている姿に、ブルーは嫌な予感がした。
ミスターレッド
こ、これ……偽物だ!
こんにちは、作者です。

告知が遅くなりましたが、この度私は小説コンテストに参加させていただくことになりました。
こちらです。締め切りは四日後なので、それまでにこの話を完結させられたらなと思います。

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