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第10話

ファイル8 記録:〇月◆日 16:32より (最終回)
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2026/07/11 08:58 更新
翌日の放課後、一昨日のようにすまない先生に居残りを言い渡された双子は、本人の口から偽物の真実を知った。
ミスターブルー
俺らが知らない間にそんなことが……
ミスターレッド
今回の教訓は、「やっぱりすまない先生は最強」ってことだな
すまない先生
えへへ(*´σー`)エヘヘ
レッド&ブルー
褒めてはないです
すまない先生
ひどくない?
ミスターブルー
でも、これで今の自分たちの実力が分かりました。もっと特訓して、強くなりたいです!
ミスターレッド
俺もだ。
すまない先生
よし!その心意気だ!
顔を見合わせて意気込む二人に感心しながらも、先生は表情を変えた。
すまない先生
それともう一つ、呼び出した理由があるんだ。
レッド&ブルー
?
その表情は笑っているが、明らかに何か別の気持ちを隠している。それは、人を騙してきた彼らには一目瞭然だった。
すまない先生
まずレッド、授業サボっただろ
ミスターレッド
なっ……!身代わり人形を置いておいたはずなのに……
すまない先生
ごまかし方下手過ぎない?
すまない先生
それとブルー、学校に秘密基地を作ったね?
ミスターブルー
絶対バレないところに作ったと思ったのに……
すまない先生
扉を開けるレバーが教卓の側面だなんて、ずいぶんと凝った仕掛けをしたね
二人は表情をひきつらせながら後ろへ下がっていくが、同じ歩幅で鬼の形相が向かって来た。
すまない先生
その心意気は認めよう!でもまずは、自分の行いを反省するんだ!
すまない先生
すまなーいっ!
大声と共にはるか遠くに飛ばされた二人は、重症で帰ってきたとか。

〈終わり〉














学校の地下にある、ブラックの研究室。ブラックは一人、パソコンとにらめっこをしている。だがそれよりも目に入ったのは、見覚えのある木箱だ。

すまない先生やレッドが持っていた、あのパンドラが入っていた木箱ではないか。すまない先生がシン・オブ・アップルから回収してから政府に届けたはずだが、なぜここにあるのだろうか。

パソコンをよく見ると、そこには0から8のファイルが並べられていた。そのうち8番目のファイルを開くと、文章を打ち込み始めた。



……なんて、こんな文でいいでしょうかね。あれ、あなた、どうしてそんな不思議そうな顔をされているのですか?あるいは無表情ですかね?

いや、わかりますよ。友達がメールで「これ超面白い」って送ってきたものに対して「www」って打っている人の大半はそんな顔をされますから。

って、そんなことはどうでもいいんです。さて、質問です。



パンドラの能力が届くのは本当にそんな狭い範囲なのでしょうか?もしかしたら、画面越し(・・・・)でも通用するものなのかもしれません。



パンドラを探す依頼をしたのは、本当に政府なのでしょうか?誰かが詐称した可能性もあると思えませんか?



シン・オブ・アップルとは、本当に存在する機関なのでしょうか?その誰かが、仕組んだものとも考えられませんか?



最後に、貴方は本当に読者(・・)なのでしょうか?……実験体(・・・)という言葉が近しい場合も、あるんじゃないでしょうか?




……あぁ、今のは全部気にしなくていいんですよ。私はただ、あの双子や先生のように、貴方の行動をファイルにまとめるだけですから。

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