第44話

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2022/12/16 08:37
ミヤダテ side









『ッ…ゴホッゴホッ!!』







fk「、!ちょっとストップ!!!」







nb「新野!!!」







『ッはぁ……ぁ、、!ぃ、!ゴホッゴホッ!!!』







ab「、!無理に声出そうとしてるよね?

新野、一旦やめて。」







『(首振)』







ab「新野、!」







『ぁ!!!ぃ!!!!!ヒュッ……ゴホッゴホッ!!』







ru「ニノくんッ……やめてよ!ニノくん!」((泣







『{なんでやめてって言うの!!俺は声が出したいだけだよ!!なのに、なんで止めるの!!}』







ru「ごめんニノくんわかんない、そこまで手話覚えてない!」







『{わかんないなら止めないで!!!}』







ru「、!

なんでわかんないだけで止めなきゃいけないの!!!」







『{うるさい!!!!}』







iw「新野!!!!」((怒鳴







fk「ラウール一旦、部屋から出よう。」







ru「やだっ、、!!」((泣







sk「新野、水飲んで。ね、水飲もう。」







『{やだ。}』







iw「何があったか言えない?」







『{言ったってどうせ伝わらない。}』







iw「…は?」







『{声じゃないと感情は伝わらないって思ってるんでしょ!}』







sk「新野。」







『{もう名前呼ばないで。}』







sk「新野!」







『{うるさい!!!}』
























パシンッ




















mk「さっ、くん?」





















佐久間は新野の頬をビンタした
























sk「なにがどうせ伝わらないだよ。ふざけんなよ。

俺たち1回もそんなこと言ったことねぇよな?



なんでそうやっていつもいつもひとりになるんだよ。抱え込むなよ。俺たちのことそんなに信用できないのかよ!!!」







『ッ……。』







sk「声じゃなくても伝わるものはいっぱいあるよ。あるから!!!誰に何言われたのか知らないけど、まず俺たちを信じろよ!!!!!」



















こんなに怒ってる佐久間、久しぶりに見た






























『……。』((立







iw「どこ行くんだよ。」







『{薬、飲んでくる。}』







mg「俺もついてく。」







『{もう声出したりしないから、大丈夫だから。
ついてくんな。}』







mg「…。」


























新野がいなくなったスタジオは静まりかえった





























ru「ニノくん、なにあったんだろ、、」







nb「何があったというか、、ずっと思ってるんだろうな。」
















ずっと思ってる、、、


























dt「俺、外の空気吸ってくる。」




















自動販売機の所に行き、自分のと


新野の好きなジュースを買う






















dt「、!」







『ッ……。』((踊





















新野はひとりで、大音量の中




My Friendを踊っていた















‎ 
みんな第3スタジオ来て









すぐに8人は集まって、静かにスタジオの中を覗いた

























涙を流しながら、切なくだけど強く踊っている新野は














まるで今の心境を表しているようだった


































永遠に僕等は My Friend……




























ガチャッ























『、!』












ギュッ



























dt「どんな手段でも、本音聞くから隠さないでッ……


俺たち誰も新野のことバカにしたりしない、裏切らないッ………みんな大好きだからッ……




だからッ……いなくならないでッ………」((泣







『ッ……』((泣























この日、10人みんなで泣いていた



























新野の本音が言葉ではないけど


















踊りから表情から痛いほど伝わったから








































俺は今にも消えそうな新野をひたすら強く抱きしめた

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