第43話

.
1,635
2022/12/16 05:41
コトミネ side










声が出なくなってたから何回か音楽番組に出た

















バラエティはおやすみをいただいてるけど、


















最近、ふと思ってしまう





















声が出ない自分がいていいのか




























____12月上旬



















クリスマスに有観客でのライブ



そして生配信を行うことになった



















それに向けてのセトリや衣装合わせ
















練習をみっちり行う















坂本さん(マネージャー)
明日、6:00から撮影入った
‎ 
雑誌ですか?
坂本さん(マネージャー)
違う、バラエティ単独
‎ 
まだ、声出ないですよ
坂本さん(マネージャー)
基本フリップだから大丈夫って
言われたけど、、やめとくか?
‎ 
せっかくきたお仕事だし、行く
坂本さん(マネージャー)
無理なら無理で大丈夫だぞ
‎ 
無理じゃないから大丈夫
‎ 
場所どこですか?
坂本さん(マネージャー)
フジテレビ
‎ 
坂さんが送迎するのは可能ですか?
坂本さん(マネージャー)
いけるよ
‎ 
送迎お願いしたいです
坂本さん(マネージャー)
了解
坂本さん(マネージャー)
4:30に迎えいく
‎ 
ありがとうございます









とりあえずこの仕事はメンバーに黙っておこう





















心配、かけちゃうし、、、
























____翌日
















マネージャー「おはよう。少しは寝れたか?」







『(頷)』







マネージャー「嘘つけ笑

とりあえず寝れたら寝ろよ。」















坂さんはなんでも分かっちゃうらしい
















お言葉に甘えて車ではぐっすり寝た



















マネージャー「こと、着いたぞ。」







『……{ありがとう。いってきます。}』







マネージャー「いってらっしゃい。」ニコッ





















久しぶりのバラエティ……スクール革命も出れてないのに


















しょうがない、、行こう




















「今日ヘアメイクを担当する清水です。」







『[よろしくお願いします。]』ニコッ







「あ、わざわざありがとうございます。」ニコッ












ホワイトボード活用するの結構大事かも、、、













スタッフ「琴嶺新野さん入れられまーす!」







『{よろしくお願いします。}』ペコッペコッ





















なんだろ、視線が冷たい気が、、、












そんな不穏な気持ちを抱きながら収録は始まった

















「今回、活動復帰後初のバラエティに出てくれた琴嶺新野くんです!」







『、![よろしくお願いします!]』ニコッ







芸人「なんやしゃべらへんの!?」







『[まだ声が出ないですよね。]』((苦笑







芸人「そりゃこの番組にもってこいやな!」







『…笑』















やりずらいな、、、




















色んなクイズをフリップで答えていく番組だ


















「え、声が出ない状態ってさどんな感じなの?やってみてよ。」







『……{それはちょっと、ごめんなさい。}』







芸人「今、なんて言ったんや……あ、そうかそうか喋られへんのか!」







『[そうなんですよ〜(>_<)]』













頑張って笑わなきゃ、、、
















スタッフ「以上で収録を終了させていただきます!」












終わった……時間は10:00












そんなに時間経ってたんだ、、、
















『[本日はありがとうございました。

お先に失礼します。]』







「あー大丈夫大丈夫。声じゃないと感情わかんないし笑」













































声じゃないと分からない



























ファンの子たちもそうなのかな

























結局、声が出ないとわかんないのかな





































気持ちが落ちたまま事務所に行く



















マネージャー「なんか、あったか?」







『……。』
















ごめん、坂さん。今は聞こえないふりさせて


























sk「お、新野キター!!!」







『{おはようさっくん。}』ニコッ







iw「新野、ストレッチしてから参加して。」







『{分かってるよ笑}』






















♪~











終わらないMemoriesが流れてる
















みんなが大好きな音楽の中で歌ってる

























今、声を出したら歌えるんじゃないかそう思って




















俺は歌ってたときみたいに、口を開けた














































周りの音が聞こえてくるだけで、自分の声は聞こえない
































『ぃ……ぁ………』





















出ろよ、声
























出ろよ!!!!!!!!

プリ小説オーディオドラマ