イワモト side
iw「お見舞いきたよー。」
『、!』
iw「いえいえ。なんか食べる?」
iw「最近、ちゃんと食べてる?絶対痩せたじゃん。」
『……。』
あれ、なんか考えてる……
iw「どうかした??」
iw「そんなこと言うなよ。俺が来たくて来てるの。」
iw「諦めてんの?」
iw「なんで、俺たちは戻ってきてほしいよ。」
ギュッ
iw「頼むから、それ以上言わないで。」((震
『ッ、!』
何となくわかった
文の続きは、SnowManを
” 辞める ”
そんなこと、させたくない
iw「てことが、あって、、、」
nb「なんだよアイツ、、、」
ab「声、出ないってどれだけつらいか分からないけど
相当つらいんだろうね、、、」
mg「けど、SnowManは辞めて欲しくない。」
ru「いつか治る、、そのいつかが分からないから
諦めたくなるんじゃないかな。」
sk「一緒に寄り添って頑張れる方法があったらいいのに、」
ピコンッ
一斉にスマホが鳴った
mk「こと……。」((涙
dt「壁、作られちゃってるね……。」
どうすれば、新野はこっちに戻ってこれるんだ
どうすれば支えられるんだ
fk「照、!」
iw「俺たちだって伝えなきゃいけないことはあるんだよ。」
少しだけでも、なにか伝わることが出来れば、、
コトミネ side
既読めっちゃついてる、、
俺、嫌われちゃったかな、、、、
ピコンッ
『……。』((泣
悔しかった
声を出せないことが
今、SnowManにいれないことが
『ごめん。』
そう言っても自分が泣いている音しか耳に入らない
” 先生「いつ治るか分かりません。」”
もう歌えないんだろう
SnowManを辞めるべきなんじゃないかって
ずっと頭の中にある
俺はどうしたらいいんだよ……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。