『やっと眠れる』
色々ありすぎた一日。
疲れ切って、
早く深い眠りにつきたかった。
よくよく考えると
すごい一日だったな。。。。
なんて思ってたとき。
後ろから
ぐくさんが抱きついてきた。
驚きすぎて
なんだかわからない。
何にもなかったかのような声で
ぐくさんは言葉を返す。
どーしてわからない。
ドSうさぎよ。
あそっか、
ドSだったわ、
忘れてた。
ぐくさんも敬語だけどね←
今抱きついてるのに!?
とか言ったらダメな雰囲気だったから
あえて言わないでおく。
咄嗟に口に出てしまう。
でもぐくさんは
表情一つ変えずに答えてくれた。
嬉しい。
憧れの人からの言葉。
ぐくさんが渋々手を外す。
面白くて
遊びたくなるな
さりげなく呼び捨てされたことに気づき
戸惑う私。
ぐくの新しいところが見えた気がした
ばんたんと初めて出会った日。
疲れたけどね
楽しかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。