ガチャッ
私はお母さんの声も聞き入れず、
階段を上って自分の部屋に向かった。
ぼふっ
ベットにダイブして、携帯を手に取る。
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速報
世界的人気アイドル「 BTS(防弾少年団)」が
ビルボードを受賞。
SNSに歓喜の声
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BTS、、
あぁ、なんかヒルナ〇デスでやってたやつか、、
ツイッターのアイコンをタッチする。
すると、、
画面には BTSという文字がいっぱい。
興味のない私が引くほどだった。
「 BTSサイコーーーーーーーーーー!!」
「I LOVE BTS❤️❤️」
「 BTS BTS BTS BTS BTS BTS BTS BTS BTS」
私はこの手のアイドルが大嫌い。
アイドル本人というより、まわりのファンたちが。
アイドルの名前を連呼して、なにが楽しいんだか。
ほんっっっっっっっっっと理解に苦しむわ。
ピコンッ(LINEの通知音です)
親友の沙穂からLINEが来ていた。
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惚れる?
嫌いなアイドルグループに?
んなわけないじゃん。
私はYouTubeの画面に
「 BTS」
とだけ打ち込み検索ボタンを押した。
すると、一番上に
「FAKE LOVE」
という曲が出て来たので、それをタップした。
そして、曲が始まる。
楽しんで頂けましたら、
☆、♡よろしくお願いします!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。