you side❤︎
そう言ってぐくおっぱは
呆れたように笑った。
正直、信じられない。
あのじみんおっぱが、ぐくおっぱの事を脅して
しかも濡れ衣を着させるなんて…
信じられないし、
信じたくもない。
けど、ぐくおっぱの目をみる限り、
嘘を付いているようには見えないから
とても複雑な気持ちになる。
私まで泣いちゃうじゃん…
その後は、2人して頬を濡らした。
____
きっとまだ、おっぱは誤解してる。
このままなんて、
私が嫌だもん...。
「ゆんぎおっぱなら、大丈夫だよ。」
コンコン
なにも起こらず、
その場は沈黙。
ガチャ
私とぐくおっぱの2人で、
部屋へ足を踏み入れる。
「出て行け。」
ゆんぎおっぱは冷たい目で言った。
あー、もう...
喧嘩しに来たわけじゃないのに_
味方…?
「最悪...」
この時、
私の中で"なにか"がきれた。
あぁ
最悪。
こんな事
言いたくないのに____。
「ぐくおっぱがばら撒いたわけじゃないのに」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。