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第3話

シガレットメモリー×side C B
side  CB



この部屋に来るのはきっと今日が最後だ。

この座り慣れた少しくたびれたソファも
ぐちゃぐちゃに置かれた書類の山も

もう見ることはない。


そして何よりこの部屋の香り
あなたの香り。

スパイシーでどこか甘い香水と混ざった
タバコの香り。

you.
you.
、、どういうつもり?
ビニ
ビニ
このままの意味。
机に置かれた合鍵をみつめて
あなたは俺に問いかけた。

you.
you.
終わりなの?
ビニ
ビニ
、、うん。
あなたはハァーと深く息を吐いて頭を
抱えた。

you.
you.
、、私が、ダメな女だったね。
you.
you.
可愛い女じゃなかったから。
あなたは確かに可愛いタイプではない。
バリバリ仕事をこなして自立している。

そんなあなたを尊敬していたし
側にいられるだけでよかった。

ビニ
ビニ
ちがう、俺が弱かった。
ビニ
ビニ
いつも側にいれないことが
辛かった。
あなたは少し涙目になっている。

慣れた手つきでタバコに火をつける。



それから紫煙をふっーと長めに吐き出す。


それと同時に少し上を見上げるんだ。
その仕草がセクシーだといつも
思っていた。
ビニ
ビニ
、、好きだった。
ビニ
ビニ
あなたのタバコ吸うところ
you.
you.
普通はイヤがるんだよ、
タバコ吸う女なんて。
you.
you.
ビニは変わってる。。
私なんかを好きで
いてくれたんだもん。
ビニ
ビニ
私なんかなんて
いわないで。
you.
you.
、、じゃあ
私から離れて行かないでよっ
ビニ
ビニ
あなた、、
you.
you.
どんなに仕事がお互い
忙しくても、
どんなに会えなくても、、
you.
you.
ビニがいたから
頑張れたのにっ、、
あなたはボロボロと涙を流していた。

こんなあなた初めてみる。
ビニ
ビニ
泣かないで、、
こんなハズじゃなかった。

別れを切り出せばいつものように
OK.と承諾されて終わりと思ったのに。


you.
you.
好きだよ。。
ごめんなさい、
私がこんなだからっ
子供のようにあなたが泣く。

ビニ
ビニ
灰が落ちる、、
タバコを持ったまま泣くから
行き場のない灰が今にも下に
落ちそうで
思わず灰皿を差し出した。

you.
you.
、、ありがと、、
もったいないことしちゃった、、。
燃え尽きた吸い殻を
ギュっと潰してあなたはみつめる。
you.
you.
、、、こんなことを
繰り返すのかな?
ビニ
ビニ
、、だろうね。
you.
you.
、、それでもいい。
you.
you.
それでもいいから離れて
いかないで。
ビニ
ビニ
きっとまた、
お互い疲れるよ。
you.
you.
疲れてもいい。
子供のように駄々をこねるあなたが
可愛くて、少し笑ってしまった。


俺の笑いに
あなたが嬉しそうに微笑む。



長い腕が首に回されて
そのままキスをされた。


時間の経った香水の香りが
鼻をかすめて

タバコの味で口の中が
いっぱいになる。

何回交わしても慣れない
苦味のあるキス。
ビニ
ビニ
あなた
you.
you.
お願い、このまま、、
それはいつもの始まりの合図。
ビニ
ビニ
あなたっ、、
結局君から離れられない。


その煙と香りに絡めとられて。


たかが、煙のせいにして。


ビニ
ビニ
どうしても
離れられない。

.