無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第2話

イニシアチブ×LN
気まぐれな君の気持ちなんてわからない。

私は君のことをわかる術を持っていない。




だから教えて欲しいのに。




リノ
リノ
何?
久々にゆっくり会えた彼氏は 
私に背中を向けてスマホをいじってる。
リノ
リノ
見てわからない?
一度は振り向いたけど
またすぐに顔を戻された。

ちらりとこちらをみた顔は
いつ見ても驚くほど整っている。

しばらく待ったが
ツンと尖った鼻先がこちらを向くことはない。
リノ
リノ
そうだね。
リノ
リノ
コレって?
恋人同士ってこんなものだったかな?
一年も経つとこんな風になって当たり前
なのかな?


もう私のことそんなに好きじゃないとか?

ならなんで今日会ってくれたんだろう。


全部言葉には出せない。

言葉に出したらいけない気がする。
リノ
リノ
嫌なら終わる?
そんな言葉が聞こえてきそうで。
、、ううん、、
きっと最初からこうだった。

会いたいと言うのも私から

好きと言うのも私から


私が欲しいと言わなければ何も起こらない。

そんな関係。


今私がこの部屋からいきなり出たら
追ってきてくれるかな?




なんて
バカなことを考えた。


でもその1秒後に、
追ってきてくれなかったら本当に終わる。

瞬間的にそう思った自分にゾッとした。
簡単に想像しうる未来。


もう耐えられない。



こんな時の心はとても冷静だ。
周りの音も映像もスローで鮮明にうつる。


ただ行動はそれに伴わない。

慌ててとったカバンからはイヤホンが飛び出すし

スニーカーのカカトは片方踏んだまま。


気づいたら近くの公園に一人。




ベンチに座って膝の上で拳を握りしめる。
体が震えて涙が溢れた。


リノ
リノ
コンビニ行く時は教えてよ。
リノ
リノ
俺も一緒に行くのに。
リノ
リノ
ラーメン買おう。
リノ
リノ
じゃあ部屋に帰ろう。
リノ
リノ
今日は二人で過ごす日だから。
澄ました顔で何気なく言う。

リノ
リノ
あるよ。
リノ
リノ
はい。
パーカーのポケットから無造作に
綺麗にラッピングしてある小さな箱を
取り出した。


リノ
リノ
あなたの
リノ
リノ
はい、受け取って。
グイと手に当てられたそれを
恐る恐る受け取る。
リノ
リノ
もちろん。あなたのだし。
リボンをほどいて
なるべく破かないように包装紙を開ける。

上蓋を開けるとそこに
あったのは細身のチェーンのブレスレット。

と、小さな小さなメッセージカード。
リノ
リノ
読み上げるなよ。
バッと見上げたら、
気まずそうに目をそらす。
リノ
リノ
仕事で会えなかっただろ?
リノ
リノ
だから今日になったけど
リノ
リノ
まぁ、俺の気持ち。
リノ
リノ
嘘だと?
リノ
リノ
いつ渡そうか、
タイミングを見てた。
リノ
リノ
、、あのさ
リノ
リノ
俺もそんなに器用なほうじゃないから
イヤなヤツとはいれない。
リノ
リノ
意味わかる?
リノ
リノ
まだ不服?
リノ
リノ
いいよ?
リノ
リノ
わからせてやろうか。
そう言ってブレスレットを私の左手首に
つけた。
リノ
リノ
本当は首輪がいいんだけど。
真顔でこういうこと言うから。
リノ
リノ
今日からそれ外さないで?
リノ
リノ
帰ろう。
リノ
リノ
今日は寝れないと思うよ?



そう言ってフッと笑う。





私に拒否権はないんでしょ。





主導権イニシアチブはいつも君。