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第10話

好きじゃない×LK*1
you.
you.
大丈夫、私リノのこと
好きじゃないから
それは自分に言い聞かせる為の言葉だった。

リノ
リノ
ふ〜ん?
リノ
リノ
さっきまではあんなに
積極的だったのに?
ジャケットに袖を通すのを邪魔するみたいに
リノが私の首筋を撫でる。
you.
you.
それとこれとは別でしょ?
you.
you.
...帰る。
リノ
リノ
ん。気をつけてね。
私がこの部屋を出る時
リノは絶対に玄関まで見送らない。

いつもベッドかソファにいてこちらをちらりと見るだけ。



リノとこんな関係になって半年くらい経つ。

始まりは
よくある友達の友達の知り合いの飲み会、みたいなので知り合って、なんとなく二人で飲み行った夜に、そのまま。





リノ
リノ
俺、特定の彼女は作らないんだよね。
リノ
リノ
それでもいいならまた会う?
リノ
リノ
あなたのこと、ちょっと気にいった。
そう言って優しく残酷に微笑まれた夜を今でも鮮明に覚えてる。


彼女になれないことはショックだったけど
こんな関係を続けていたら彼女になれたりするのかな、なんて甘い期待を持ち続けて今日まで来た。



いや、今は期待なんてしていない。

期待があるとすれば
次はいつ呼ばれるんだろう、くらいのものだ。
















リノの部屋にはまるで自分の存在をアピールするかのように落とし物がある。


DiorのリップにCHANELのグロス。

GUCCIのピアスにTiffanyのネックレス。





you.
you.
...ここデパートかよ。
リノ
リノ
ん?
you.
you.
あんたの女達、マーキング合戦が
すぎるけど?
リノ
リノ
...あぁ。
あんまり気にしてなかったな。
ごめんね、と私からそれを取り上げる。
you.
you.
...ちゃんと管理させなよ、
お互いイヤな気持ちになるでしょ?
you.
you.
みんなリノのことが好きな子たち
なんだよ?
リノ
リノ
...あなたは忘れのものしないね?
you.
you.
あぁ、
you.
you.
大丈夫、私リノのこと
好きじゃないから














うそ。


本当は最初の日から好きだった。


そのイタズラに光る目が
ふとした時に優しくなるのが好き。


途中に大事そうに名前を呼んでくれるのが
好き。


たくさん女がいて遊び人のクセに
簡単に好きなんて言わないところが好き。







私はマーキングなんてしない。


その他大勢になんてなりたくない。
いつか私のことが好きって言ってほしい。


その思いで耐えてきたけど。


















リノ
リノ
あなた
可愛いな。
you.
you.
えっ?
リノ
リノ
あなたは本当にいい子。
そう言って私を抱きしめたまま頭をヨシヨシと撫でてくれる。
you.
you.
なに、突然。
少しの気だるさと眠気がある深夜1時。
今日も誘われるがままにこの腕の中にいる。
リノ
リノ
いや、思ったこと言っただけだよ。
you.
you.
...変なの。
リノ
リノ
あなたが一番可愛いよ。。
you.
you.
...
その何気ない一言は
今まで必死に力を入れて耐えてきた私を
一気に脱力させた。



一番ってなんなの。



じゃあDiorのリップの子は何番で
GUCCIのピアスの子は何番なの?


どうして一番なのに彼女になれないの?




もうこれ以上、一番都合のいい子ではいられない。


本当に好きだから。







you.
you.
...帰る。
そう言ってブラウスに袖を通す。

you.
you.
....
私はそっとリングを外してベッドのサイドテーブルに置いた。



もうここには来ない。
だから最後に私がいたことの証を残しておこう。
リノ
リノ
気をつけてね。
いつもみたいにリノが言う。
顔はすでにスマホに向いていた。
もうその顔も見れない。

振り向かない、できるだけ早くこの部屋から出たい。

もう泣いちゃいそう。

ドアを勢いよく開けて、閉めて
ガチャリとドアノブを戻し切って気付いた。


you.
you.
カバン..
しまった、急ぎすぎて。
スマホも何かもカバンの中だ。
...まぁ、何食わぬ顔で戻ればいいか。

リノはこちらを少し見るくらいでどうせすぐゲームを再開しちゃうでしょ。

そう思ってドアを開ける。
you.
you.
えっ
リノ
リノ
...あなた
すぐ目の前にリノが立っていた。

リノ
リノ
これ。
you.
you.
見せてきたのは私のリングだった。
リノ
リノ
どういう意味?
you.
you.
....それは、、
リノ
リノ
あなた
俺のこと好きなの?
you.
you.
いや、その。
リノ
リノ
答えてよ。
you.
you.
、、、好きって言ったら?
リノ
リノ
、、、!
you.
you.
え?
その顔が一瞬、曇る。
リノ
リノ
こんなことして。。
リノ
リノ
...あなた、もう俺と、会わないつもり?
you.
you.
...うん。
you.
you.
だってもう辛いから。
もうやめにする。
リノ
リノ
...そっか。
you.
you.
じゃあね。
そう言ってリノの横をすり抜けてカバンをとる。

そのままの勢いでまた部屋をでた。





ほらね。
you.
you.
追いかけてなんて来ないでしょ。。



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まとまらないので続きます。