向井目線
わかっとるんや。こんなことやったらいけんってわかっとるんよ…
やけどやめれへんのや…
俺は、ラウが好きやねん
誰よりも好きやねん
俺と約束しとったのに、翔太くんの家に行くって聞いた時怒りしか出てこんかった
俺は、2人について行った
2人が一緒にいる所を見るとイライラが収まらんねん
ラウを俺だけのものにしたくなってん
やから、この方法しかないねん
ラウが泣いてても、叫んでても俺には誘っとるようにしか思えへんのよ
ごめんなラウ…
もう止められへんのよ…
もう気持ちには嘘をつきたくないねん…
でも、こうなったのは…
全部
全部ラウのせいやで?
俺を怒らすからあかんのよ
俺を怒らすとどうなるか体にたっぷりとわからせたるわ
あ〜可愛い…
本当は翔太くんにも触らせたくなかった
だけど翔太くんもラウのこと好きみたいやったし、仕方ないねん
この方法しかラウが感じてるところ見れないねんもん
ラウ絶対俺の事好きやなやろ?
ラウ他に好きな人おるんやろ?
誰かわからへんけど、その人には負けたくないしラウを渡したくないねん
悪いけど、ラウ俺以外の人を好きになるのは諦めてくれへん?
もう、俺でしかいけんくしたるから覚悟しとき
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。