2人目、勝負方法
【1】→真琴、殺し合い
【2】→澪、殺し合い
【3】→りんりん、最大難問早押し対決
【4】→まーや、いいね!集め対決
モニターに図形問題が出てくる。
画面には大量の三角形。
冬稀の言う通り問題の意味が分からない。
けど、鈴架ちゃんには分かっているようで、
画面をじっと見つめている。
約30秒後、ロボットがボタンを押す。
ロボットが先に答えたら鈴架ちゃんが…
鈴架ちゃんの方を向くけど相変わらず画面を見つめている。
そして、ロボットが答えるが…
鈴架ちゃんが答える。
何にしようか考え始める。
その五分後くらいに放送がかかった。
得意なことなら一つある、けど人には言ったことが無いから……けど…
ナツキが消えて、私は頭を抱えながら部屋の真ん中へ移動する。
前に冬稀とゲーセンに行った時、既に私は
音ゲーにハマっていた。
けど、冬稀が学校で
「音ゲーってオタクっぽいよなw」とか、
言ってたから聞かれた時につい
「ほんと、そうだね。」って言ったのだ。
苦笑いを浮かべてるということはおそらく、
自分が言ったことを思い出したのだろう。
3人目、勝負方法
【1】→未玖っち、二重跳び対決
【2】→忍者、殺し合い
【3】→seri、音楽ゲーム
【4】→黒篤、ブラインドタッチ対決
【4】→影、的当てシュート対決
一瞬で顔が真っ赤になるのが分かる。
これって、このChinonゲームを見ている人、全員見ているんだよね!?
それじゃあ、私の趣味も…
そして、私はゲーム台に視線を移した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。